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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)4


症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「花粉症」です。

【花粉症】
花粉症の原因を突き止めて、体質を改善することで、花粉症の症状を軽減することができます。
水っぽい鼻水が出たり、くしゃみが出ているような症状があるときは体を温めることがおススメです。また、のどが渇いたり、黄色やドロッとした鼻水、目のかゆみや充血、微熱が出るような症状が出ているときは、体の余分な熱を取り除くようにするなど症状にあわせて対策しましょう。

《共通セルフケア》

  • 水分のとりすぎに注意する。

  • 脂っぽいもの、辛いもの、甘いものを控える。

  • しっかり睡眠をとる。

《気虚タイプ・陽虚タイプ》
「気」が足りず、免疫力が低下することで、花粉症を発症する。また体を温める力がなく体が冷えていると、水分を発散することができず花粉症を発症する。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐに眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《水滞タイプ》
体に「湿」が溜まることで花粉症を発症します。症状として鼻水やまぶたの腫れなどがあります。

症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール


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