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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)9

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。

今回は「口内炎」です。

【口内炎】
口内炎は、細菌などの感染、刺激のある食べ物、ストレス、疲れや栄養不足など色々な原因があります。
中医学では、ストレスや辛い物、アルコールなどの体を熱くするような食べ物を食べることで、体に熱がこもることから起こると考えられています。また、「津液」が不足して体の潤い不足からなることもあります。

《共通セルフケア》

  • 脂っこいもの、辛いもの、アルコールは控える。

  • うがいをする。(細菌の繁殖を抑える)

  • しっかり睡眠をとる。

《気虚タイプ》
「気」が不足していることから、「熱」をうまく発散できずに口内炎ができる。
疲れたり、旅行に行ったりするとできやすくなります。
繰り返しできたり、治りにくいタイプです。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐ眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

《陰虚タイプ》
体に潤いが足りないことで口内が乾燥すると、口内炎ができます。

症状
ほてり、のぼせ、皮膚や目の乾燥、寝汗、不眠など

対策
「陰液」を補う
  ↓
陰液を補う食材食材
山芋、黒豆、アスパラガス、おくら、エリンギ、かぶ、人参、ほうれん草、百合根、いか、牡蠣、貝柱、かに、くらげ、スッポン、ぶり、豚肉、鴨肉、白きくらげ、黒きくらげ、鶏卵、チーズ、ヨーグルト、クコの実など

⚠控えたい食材⚠
薬味野菜、香辛料などの「辛味」の食材など

《水滞タイプ》
余分な「湿」が溜まってしまうことにより、「熱」がこもることで口内炎ができる。

症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

とうもろこしのヒゲ

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール


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