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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)17

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「老化」です。
老化は早めに予防することが大切です。
今日がいちばん若いので、気になった今からしていきましょう。

【老化】
女性は7の倍数、男性は8の倍数で体に大きな変化がでると言われています。
実際に35歳前後、42歳前後で不調が出てくる人が多いと言われています。
老化予防は体に不要なものを排出し、必要なものを補充するという事が大切です。
年齢を重ねると老廃物を出す力が低下し、必要な「気」「血」「津液」をつくる力も低下していきます。

《共通セルフケア》

  • しっかり睡眠をとりましょう。

  • バランスのとれた食事をとる。

  • 運動とストレッチをする。

  • 老廃物を溜めない。

《気虚・陽虚タイプ》
「気」が不足することで消化器官の働きが悪くなります。また気の温める働きも弱まり、老化が早まってしまいます。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐに眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの

   温める食材
羊肉、鹿肉、えび、まぐろ、くるみ、にら、ねぎ、らっきょう、八角、赤ワインなど

《血虚タイプ》
「血」が不足することで全身に栄養が行き渡らなくなり、記憶力も落ちてしまい、老化が早まってしまいます。

症状
顔色が白っぽい、土気色っぽい、めまい、肌の乾燥、不眠、生理不順など

対策
「血」を補う
  ↓
気を補う食材
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、ほうれん草、人参、しめじ、パセリ、レタス、プルーン、ライチ、牡蠣、あさり、いか、たこ、うなぎ、かつお、鮭、鯖、ブリ、まぐろ、ひじき、牛肉、豚肉、鶏卵、レバー、アーモンド、カシューナッツ、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
冷たいもの、生もの、油っぽいもの、甘いもの、生もの

《陰虚タイプ》
体を潤すものが少なくなることで皮膚が乾燥し、しわなどができやすくなったり、記憶力が落ちるなどの老化が早まってしまいます。

症状
ほてり、のぼせ、皮膚や目の乾燥、寝汗、不眠など

対策
「陰液」を補う
  ↓
陰液を補う食材
山芋、黒豆、アスパラガス、おくら、エリンギ、かぶ、人参、ほうれん草、百合根、いか、牡蠣、貝柱、かに、くらげ、スッポン、ぶり、豚肉、鴨肉、白・黒きくらげ、鶏卵、チーズ、ヨーグルト、クコの実など

⚠控えたい食材⚠
香辛料、薬味野菜(生姜、ねぎ、唐辛子、にんにく)などの「辛味」の食材や桃、紅茶、生姜、酢、味噌など


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