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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「疲れ」です。

【疲れ】



体を動かしすぎると、「気」を消耗して疲れやすくなります。
また、疲れているときは、体だけではなく内臓の働きも弱まっているため、脂肪分の多い食事は消化に時間がかかります。消化に時間がかかると気・血・津液をつくる「脾」に負担がかかってしまうので、控えましょう。
冷たい飲食物を食べると体を温めようとするため、「気」を消耗してしまいます。
体を冷やさないようにして「血」の巡りや水分代謝をよくして老廃物を体から出していきましょう。

疲れは「肉体的な疲れ」と「精神的な疲れ」に分かれます。
体から心、もしくは心から体というように、どちらかが先に疲れていると最終的には両方が疲れてしまいます。
精神的に疲れている人は、瞑想や運動をしたり、趣味を楽しんだり、カフェなど好きなところへリフレッシュできるような場所へ外出するなど、心から体を元気にしましょう。

《共通セルフケア》


  • しっかり睡眠をとる

  • 冷たい飲み物や食べ物、消化に時間がかかる揚げ物などは控える。

  • 足元を冷やさないように、体を温める。

  • 好きなことをして気持ちをリフレッシュさせる。

《気虚タイプ》


体を動かす生命エネルギーの源の「気」が足りないため疲れやすくなります。

症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐ眠くなる、胃下垂など

対策
「気」を補う
  ↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、桃、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
冷たいもの、生もの、油っぽいもの、甘いもの

《気滞タイプ》


ストレスにより自律神経の働きがうまくいかないことで気の巡りが悪くなり、疲れやすくなります。

症状
イライラ・怒りやすい、ストレスを感じる、頭痛・肩こり、ゲップ・ガス・しゃっくりが多い、喉につかえた感じなど

対策
「気」の巡りをよくする
  ↓
気の巡りをよくする食材
玉ねぎ、ピーマン、みつば、エシャロット、グレープフルーツ、ゆず、みかん、ネーブル、鮭、かじきまぐろ、ジャスミン、キンモクセイ、酒、赤・白ワイン、フェンネル、ターメリック、八角、陳皮(みかんの皮)など

⚠控えたい食材⚠
イライラや頭痛のある人は、にんにく、香辛料などの「辛味」の食材やウイスキー、焼酎、花椒、胡椒、唐辛子、シナモンなど


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