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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)20

症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。

今回は「にきび・吹き出物」です。

【にきび・吹き出物】
皮膚のトラブルの原因は、基本的に「肺」と考えられることが多いですが、ストレスや生活リズムの乱れから「肝」や「消化器官」が弱り、うまく機能しなくなりトラブルが起こります。ホルモンのバランスが崩れることでもトラブルが起こる原因となります。


《共通セルフケア》

  • 辛い食べもの、脂っこい食べものは控える。

  • 睡眠をしっかりとる。

  • 排便を心がける。

《気滞タイプ》
ストレスで「気」がうまく巡らなくなり、「熱」がこもってしまうことで、にきびや吹き出ものができやすくなります。

症状
イライラ、怒り、ストレス、頭痛、肩こり、ゲップ、ガス、しゃっくりが多い、喉につかえた感じなど

対策
「気」の巡りをよくする
  ↓
気の巡りをよくする食材
玉ねぎ、ピーマン、みつば、エシャロット、グレープフルーツ、ゆず、みかん、ネーブル、鮭、かじきまぐろ、ジャスミン、キンモクセイ、酒、赤・白ワイン、フェンネル、ターメリック、八角、陳皮(みかんの皮)など

⚠控えたい食材⚠
イライラや頭痛のある人は、にんにく、香辛料などの「辛味」の食材やウイスキー、焼酎、花椒、胡椒、唐辛子、シナモンなど

《血於タイプ》
「血」の巡りだけでなく「湿」と「熱」があると、顔以外にも胸や背中にもできやすくなります。

症状
顔色が暗い、くすみ、しみ、そばかす。足の血管が浮き出る、生理不順、頭痛、肩こりなど

対策
「血」の巡りをよくする
  ↓
血の巡りをよくする食材
黒豆、納豆、おくら、セロリ、玉ねぎ、チンゲン菜、にら、菜の花、レタス、なす、パセリ、サフラン、栗、ブルーベリー、プルーン、桃、カカオ、うなぎ、鮭、イワシ、さば、ししゃも、サンマ、黒砂糖、紅花、焼酎、ハイビスカス、酢、さんざし、キンモクセイなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの

《水滞タイプ》
余分な水分が体にあることで「熱」をうまく発散させることができなくなり、「熱」がこもってしまうことでにきびや吹き出ものができやすくなります。

症状
むくみ、体が重だるい、倦怠感、軟便、下痢しやすい、めまい、吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール


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