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【観た/2022年47本目】映画「藍色夏恋」観ました。

【感想】
淡い恋心だけではない、苦しさ、切なさを藍色残る夏の夜空に映し出していく、正しく傑作青春映画!

まずストーリー。
冒頭でも触れましたが、いわゆる直球型の恋物語にあらず。
序盤から少しづつ張られていた伏線が中盤以降回収されると、
スイッチが入ったかのように「切ない」「苦しい」が溢れ出てくきます。
それでいてシリアス要素からビターな展開にするのかといえばそれもまたさにああらず。
しっかりと青春のキラメキの中に収める、前を向いた脚本にはもう好感しか有りませんでいた。

そして演出、俳優陣。
まるで映画の中で生きているかのような、若者のすべてが映し出されているかのような。
カメラワークは本当に自然だし絶妙。
セリフの一つ一つ、ちゃんと役の言葉になりきっている。
「瑞々しさ」をそのまま映像化する監督の手腕、応える俳優陣の技術の高さも必見です。

ちょっとだけマイナス??なのは「もっと観ていたくなる!」ことぐらい。
彼らの冬も、春も、5年後も十年後も、、、、ずっと観ていたい。

そんな気持ちにさせてくれる良作でした。

※本当にケチをつけるとしたら劇伴の音質ぐらいかな、、。

【価点・つけるとしたら】
☆4.2です。

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