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9/11と映画の感想など

今日は10時ごろに家を出てから、ポケモンGOのレイドバトルがてら当てもなくふらふら歩きまわっていた。
適当に歩き回って、気づくと近所のショッピングモールの近くまで来ていた。
特に用事もないしこのまま帰るか…と思いかけて、公開してから評判を聞いていた「エイリアン:ロムルス」のことを思い出した。
幸い財布とスマホは持ってきていたので、突発的に「エイリアン:ロムルス」を見て帰ることにした。

エイリアンシリーズはテレビ放映しているのを流し見していた程度でほとんどミリしらだったのだが、同じような系統の「プレデター」は結構好きな映画なので、見る前はとてもワクワクしていた。

今回の映画はシリーズ第1作目の「エイリアン」の世界観を共有しているようだが、エイリアンミリしら人間でも全然楽しむことができた。

感想としては、まず鑑賞中と鑑賞後に現実感が無くなった。
IMAXレーザーで鑑賞したのだが、大きなスクリーンの迫力ある映像に加え音響も良いから臨場感がものすごくて、まるで自分もエイリアンやその奇生体に追われているような気分になってくる。
鑑賞後にロビーに出てきた後も、現実感がなくて自分がちゃんと存在しているのかよくわからない気持ちになった。
心臓に持病がある人やパニック発作を起こしやすい人、感情移入しすぎてしまう人などは鑑賞を控えたほうがいいかもしれない。
あとスプラッタ表現が無理な人も。
結構生理的に嫌悪感がある描写が出てくる。

主人公のレインは世話役アンドロイドのアンディを連れていて、最初はその絆を微笑ましく思っていたんだけど、途中からそんな余裕なくなってくるし感情的な人間たちにイライラしてくる。
でも今思うと、パニック状態の人間の状態をリアルに描いていたように思う。
ここから結構なネタバレ。






正直、エイリアンよりも終盤に出てきた↓このクリーチャーのインパクトが強すぎた。

PVに出てこなかったから描きました(雑)

エイリアンよりも人間っぽいが、明らかに違う生物だとわかる異様な出で立ちをしている。
宇宙船ロムルスの研究責任者から受け取った、人類を「アップデート」する薬品を摂取したケイから生まれてきたのがコイツなわけだが(ケイは妊娠していた)、これを見て、「いや、人類アップデートしてなくね?」と思った。
人類をアップデートするというか、人類から新しい種が生まれてきてしまっている。
ロムルスの研究者たちが、現存の人類を進化させるのではなくて、人類から生命力の強い「新人類」を生み出すという形で人類をアップデートしようしていたということに気づいた時、ものすごく寒気がしてきた。
ロムルスの研究責任者はアンドロイドだったので、「ターミネーター」がふと頭に浮かんだ。
「ターミネーター」はAIが人類を滅ぼそうとする物語だけど、これはあくまで人類のためを思っての研究なので、よりタチが悪いと思った。


このクリーチャーは成人よりも大きいくせに言葉もしゃべれないし(生まれたてだったからかもしれない)、母親でさえも食料と認識して襲い掛かる。
もしかしたら教育を施せば言葉も話すようになるかもしれないし、人間と同じような社会生活もするのかもしれないけど、映画の描写からそれを想像するのは難しかった。
私はこれを見て、人間から生存に邪魔なものを全て取りのぞいたら、人間とはかけ離れたものが生まれてくるのかもしれないと思った。
生存のために必要な行動も渋るし時には自ら死を選ぶのが人間らしさな気がするけど、この生き物は生き残るために必要なら共食いも辞さないような感じだった。
自然界に放ったらあっという間に生態系の頂点に立てそうだけど、それはもう人類と呼べない気がする。
ロムルスの研究責任者は「人類は繊細過ぎる」と言っていたが、確かに人間の繊細さは良し悪しがあると思う。
でも私は、この人間とは呼べない生物のために旧人類が犠牲になるなら、その繊細さのせいで人類が絶滅してしまったほうがマシなんじゃないかと思った。

フィクションで描かれている人間が人間じゃなくなる進化って人類補完計画とか体を義体と電脳に置き換えるとかいろいろあるけど、義体化と電脳化を行っても魂は存在しているのか?ということで思い悩んでいるほうがまだマシだと思った。

続編は多分エイリアンVS人類じゃなくて、旧人類VS新人類になる気がする。

いつも以上に厨二病臭い文章になってる気がする。
今日は映画を見てきた以外ほぼ何もしてないけど、バイトに落とされてからやっと新しいところに応募したので、良しとしたいと思う。

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