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「トラウマ」①

以前公開したメモに沿って、宮地尚子さんの「トラウマ」の感想文及びそこから得た学びをまとめてみようと思う。
めちゃくちゃ長くなりそうなので小分けにしていく。

“メモ
・p10 動物は攻撃を受けた時に不動反射を起こす
・p25 健忘➡思い当たること
・p66「自己治療」 タバコ、酒
・p61 子どもの虐待について→当てはまらないかな
・p68 依存症、自傷
・p81 代理外傷
・p82 どこで地雷を踏んでしまうか
・p82 矛盾した行動
・p85 一緒にいるための装置
・p87 知ってくれていること
・p89 自分がおかしいわけじゃなかった
・トラウマの心理療法
・p91 認知行動療法
・p121 「私的領域」の適用範囲
・p143 擬似恐怖
・p146 ジェンダー・フリー・バッシング
・p219 政治心理学→今の時代にこそ必要
・p226 人間は不完全な人間に育てられ〜
・p251 何者にもならなくていい

疑問点
・境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害
・統合失調症
・統合失調症の治療法(インシュリンショック)
・スピリチュアル・ペイン
・モレステーション
・問題焦点コーピング
・s/n ダムタイプ
・「プレシャス」”

P10 「危険を察知したときにとっさに動けず〜」

かなり序盤の記述だが、私にとって1番救いになったと感じる部分。
私はトラウマに感じている出来事に遭遇していた際、そこから逃げられなかったことでずっと自分を責めていたが、危険を感じても動けないことは動物にとって自然なことらしい。
動物は通常危険に遭遇した際、動きをやめ、周囲を観察しながら同時に敵に見つかる可能性を低める「不動反射」と呼ばれる行動を取る。
つまり、トラウマから逃げられなかった自分を責める必要はないということだ。
同時に、事件が起きた後に誰にも知られたくなかったり、思考能力が落ちていたりして通常通りの行動を取ることもよくあることだそう(「トラウマ」p21より)。
これを「急性解離」「周トラウマ性解離」といい、事件から1ヶ月以上症状が続く場合はPTSDの診断がつく。

ここから先はしばらくPTSDに関する記述が続く。

P25 「解離」

私は長らく精神の不調に悩まされていたが、今年の6月ごろから本格的に調子を崩した。
原因は色々あるが、そのころはよく非現実感や自分が自分ではないような離人感を感じることが多かった。
解離というと、多重人格と呼ばれる「解離性同一性障害」を思いつく人も多いかもしれないが、これらの症状も解離に含まれる。
また、トラウマティックな出来事を多く経験していた中学時代以前の出来事をよく思い出せないのだが、この症状は「健忘」といって、これも解離の一種に含まれる。
こうやって自分の状態に「症状」として名前がつくと、やっぱり落ち着く。

今日はここまでにする。

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