2024.07.15 相場展望

相場全貌

先週は木曜日のCPIで市場予想を下回りドル売りで反応
そしてドル円は4円近く下落し、ほぼ介入が入ったとみて間違いない

金曜日は反発したものの戻りは浅く160円を回復できずに下落
断続的に介入が入っている模様で週明けは日本の祝日も重なることで警戒感はMax
月曜日は取るならショートポジションか

日曜日にトランプ前大統領が狙撃されたが、命に別状はなく大統領選は継続するとの見方が強いため、この影響が市場ではどう反応するかにも注意が必要

市場の注目はやはりFRBの利下げがいつから行われるかで、遅くとも9月には開始が見込まれているため、非常に確率は低いが7月に開始するとサプライズで大きくドル売りとなる可能性は見ておきたい

株価はそろそろ天井圏となり、夏には動きは期待できず、いったん調整の動きがありそう

今週はその他にECBの政策金利が最も注目となる
変更なしが市場のコンセンサスも、利下げが無いわけではないので注意が必要

その他にはニュージーランドやカナダのCPIには気に留めておきたい

ビットコインは弱い動きが続いているため、更なる下落に注意

ドルインデックス

ダブルトップとなり104.00のネックを明確に割れるかに注目

通貨強弱

○短期
前営業日

1週間

○日足

2024.07.15 
ポンド> オージー>ユーロ>円>カナダ>スイス>ドル>キウイ 

IMMポジション

ドル円は再びロングポジションが過去最大に

https://imm.gradefour.net/

相場分析

USDJPY

介入と思しき動きで162円でダブルトップとなり反落

160.20のネックラインをブレイクして一気に157円台に突入する場面もあったが、長い下ひげをつけて反発し一時159円台まで回復

このまま上昇トレンドに回帰できるか見ていたが、日銀も流石にこのままでは終われず断続的に介入が入っている模様で再度下げに転じ、157円台でクローズとなっている

結果的に見ると綺麗なチャートでネックラインブレイクで、157.50付近のサポートが意識されて反発
ネックラインまでは届かなかったもののリターンムーブを発生させて再度下落に転じた形

こうなると更なる下げを期待したいところで、157.50のサポート割れを狙ったショート狙いがメインシナリオ

月曜日が日本の祝日であることも考えるとオープンの動きを見てショートを構築したい

EURUSD

押し目なく上昇し、日足レベルの前回高値である1.0900をタッチしてクローズ

チャートからはこのレジスタンスで反転の可能性が高く反転パターンが発生したら売りがメインシナリオ

ただ、米国の利下げが明確になればドル売りの流れは止まらず、そうなるとユーロドルチャートは上昇する形となるため、その場合はあっさりとレジスタンスをブレイクしてくると考えられる

その場合は、1.0900でのレジサポ転換を確認してのロングとなり、ターゲットは節目の1.1000

どちらになるかは予想できないため、チャートに基づいてトレードする必要あり

AUDUSD

週足の下降トレンドラインをブレイクして上昇し目線は上

直近は0.6800ので上値を抑えられて反落し押し目をつけたものの、浅い押し目だったため拾えず再度上昇して上値を伺う勢い

このまますんなり上昇すると入れないため、打診で少額でも入っておきたいが、メインシナリオは直近の上昇トレンドに対するfib38.2%戻しとなる0.6715までの押し目は欲しいところ

その水準であれば以前の中期ボックスレンジの上限でレジサポ転換することにもなるので絶好のロングポイントとなる

指値を置いて狙いたい

USDCHF

綺麗な下降トレンドを描いて下落

日足レベルの下降トレンドラインで反応して反落していることから中期目線は下落目線

日足MAに支えられていたので反転上昇の可能性も否定できなかったが、先日のCPIでブレイク

再度反転して戻したものの、MAでレジサポ転換した形となり明確なサインとなったためショートポジションはホールド

ターゲットはとりあえず前回安値となる0.8825あたりで、引っ張る場合は0.8730

ドル安が続くならこのトレンドも継続となるが、フェドが利下げを引き延ばすようなセンチメントとなれば戦略を見直す必要あり

保有ポジション

【短期保有ポジション】
2024.06.26 EURGBP 売り @0.8440 stop:0.8500 limit:0.8350
2024.07.03 EURCAD 売り @1.4700 stop:1.4805 limit:1.4500
2024.07.12 NZDCAD 売り @0.8320 stop:0.8405 limit:0.8235 

【中長期ポジション】
2024.03.18 日経平均 買い @39,300 stop:36,500

※エントリー根拠
エントリー無し

監視通貨ペア

(USDJPY/EURUSD/AUDUSD)

上記参照

(NZDJPY/CADJPY)

円買い戦略としてNZDとCADを選択
どちらも日足のMAを下抜けており目線は下に転換したところ
NZDJPYは直近の上昇が強かったため下げ余地が大きく、乖離を埋めるショート狙い
CADJPYはサポートに支えられる可能性があるため下抜けたところでショートしたい

(EURNZD)

日足レベルで以前のネックラインとFIB61.8の重なる1.7850付近で長い上ヒゲを付けて陰線を啓示したのでショート狙い
ただ、短い時間足ではまだトレンド転換したいないので、安値の1.7760を下抜けたらエントリーしたい

(EURCHF)

先週から状況は変わらず、日足で修正b波中

FIB61.8%とトレンドラインの交差するところがレジスタンスとして機能すれば売りたいが、越えて来るなら様子見

4時間足のMAを下抜けレジサポ転換したらc波狙いで売りたい
ファンダ的にもユーロ売りスイス買いは妙味アリ

(CADCHF)

日足の戻りが深かったが、ネックラインで反転しているのでショート狙い

日足のMAが上を向いてしまっているので、せめてこのラインを下抜けるまでは待ちたい

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