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ポイントカードにまつわる独り言|お福分け通信#104

お元気ですか?まりぽんです。

春分の日は、いかがお過ごしでしたか?
私は、普段はあまり使わない、だけど美味しいものが売っている食品店に行ってきました。

で、会計時に「ポイントカードをお作りして宜しいでしょうか?」って聞かれたのです。おーーー!そうきたか!

私だったらこうするな、と考えたことが2点。

① ポイントカードを “作ること” をデフォルトにする
② ポイント “ カード ”ではなくてスマホで使えるようにする

そしたら、このお店をリピートしてくれる人も、増えそうなのに。


① ポイントカードを “作ること” をデフォルトにする

みなさん、「運転免許の後ろに、ドナー提供するかどうか意思表示する欄があるのはご存知かと。意思表示、されていますか?

おそらくほとんどの方が、空欄なのでは?

これに関して面白い調査があります。
白熱教室という番組から。日本に限らず、ドナーとして臓器提供の意思表示は各国が本人の同意の有無を提示してもらっています。

例えば、次の国で「ドナーとして臓器提供します」という意思表示をした人の割合は

A群
デンマーク:4%
オランダ:28%
イギリス:17%
ドイツ:12%

B群
スウェーデン:86%
ベルギー:98%
オーストラリア:100%
ハンガリー:100%
ポーランド:100%
ポルトガル:100%

A群とB群でなぜ、臓器提供に同意する人の割合に差があるかというと、お国柄、というわけではないのだそうです。

これは「同意書の書き方が違う」ことによる差です。

A群は「同意しますか?」にチェックを入れなければ同意しないことになり、B群では「同意しませんか?」にチェックを入れなければ、同意したことになります。

要するに、A群もB群も同意書にチェックする人自体が少ないということ。つまり、人間はデフォルトの状態に従う傾向が強い、ということです。

この例を見てみると、日本人のドナー提供の意思表示は、空欄になっている人がおそらく多いだろう、というのがわかります。

で、食品店に話を戻すと・・・

ポイントカードを作ることをデフォルトの状態にしておけば、それに従う人は多いのでは??というお話です。
「ポイントカードをお作りしてもよろしいでしょうか?」を「ポイントカードをお作りしておきますね」にするだけでも、ポイントカードを作る人が増えるのではないかなぁと思ったわけですね。


②ポイント “ カード ”ではなくてスマホで使えるようにする

電子決済がメインの人はそもそもお財布を持ち歩かないから、わざわざポイントカードのためにカードケースを持ち歩くなんてこと、ないよなぁ、と思ってしまうのは私だけでしょうか?

そして、ポイントカードを作っても、いざ買い物に行った時は大概「あれ?ポイントカード、作ったっけ?」となって、探すのも面倒になり、「ポイントはいらないです」ってなる。

いつも行くドラッグストアはポイントアプリを導入しています。これが便利だと思ったのは、ポイント+クーポンがついてくること。

こちらのお店も、ポイントカードだった時には、クーポンはレシートに印刷されていて、次回買い物の際に使うもの(あるいは、曜日とか見計らったり、日にちを狙ったりして使うもの)だったのです。
そういう場合って、忘れるのです。クーポン。

アプリにしておくと、会計時「このクーポン使えますよ」と、お店側から言ってもらえることが、なんとも便利!
クーポンを使える曜日や日付を覚えておかなくても、「クーポンどこ行ったっけ?」とレシートを探さなくても、買い物のタイミングでクーポンを使える便利さ。

そして、押し付けがましくない感じがなおよし。(この、押し付けがましくないマーケティングについてはいずれ書こうかと思います。)

話は食品店に戻ります。

少なくともポイント“カード ”ではなく、スマホで操作できる何か(アプリや公式LINEとか)にしておけば、もう少しお気軽にお得情報配信と、買い物意欲の刺激ができたのでは??と思った次第です。

でもね、このお店で販売しているものって、どれも美味しいのですよ!今まで何回か利用した中では、ハズレなし!

品質の高さはピカイチだから、マーケティングをしたら活きるだろうなと思った、昨日の出来事でした。

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