【文系・未経験・独学・一発合格】基本情報技術者試験に午前82.5点、午後89点で受かったので合格体験記を残しておきます
文系・未経験・独学というバックグラウンドから基本情報技術者試験に一発合格したので、
◎スコアレポート
◎受験者(私)のバックグラウンド
◎勉強への動機
◎使った本、サイト
◎勉強のスケジュール感覚
◎まとめ
(おまけ)◎今後の勉強とか雑感
などについて書こうと思います。
各章についての具体的な対策や勉強法等は書いていません。
勉強は怠いけど基本情報のことも頭から消えない、、、!みたいな時のモチベ上げる用として考えてくれると!
似たようなバックグラウンドの人が、自分も受かるかも!と自信をつける一助になれば幸いです。
(本当にどうでも良いですが、「文系だから数学が苦手」とか「理系だから英語・国語が苦手」とかの謎の概念が結構嫌いです。タイトル内に文系を使っていますが、キャッチーだからです。)
※一旦公開したいため未完成で投稿をしています
今後もちょこちょこ追記予定です
◎スコアレポート
●午前試験
●午後試験
◎受験者(私)のバックグラウンド
・20卒の社会人3年目、都内ベンチャー勤務
・大学レベル→偏差値60ちょっとの国公立大卒
・文系学部出身
・数学系科目は文系の割には昔から結構好き
・SQLに興味があり、1年前に入門書を独学で読了
◎勉強への動機
基本情報技術者試験を取ろうと思った理由は、
主に3つです。
1. 同じ目標を目指す友達がいたから(最重要)
2. IT系のスキルへの一定の適性を感じつつも、それを裏付けるものが無く悔しいから
3. 転職活動を良い感じにしたかったから(未定)
未経験・独学の場合、同じレベルから一緒に勉強を進めていける仲間がいること以上にモチベーションを保たせることはないと思います。
社会人1〜3年目くらいであれば、同僚や友人も一定のモチベがあると思うので、まずはそのような存在を見つけるのが良いかと思います。
◎使った本、サイト
・『令和03年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室』(以下、緑本)
・『基本情報技術者 表計算 とっておきの解法』
・『令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』(以下、過去問本)
・『令和04-05年 基本情報技術者 試験によくでる問題集【午後】』
・『イモヅル式 基本情報技術者午前 コンパクト演習』
・基本情報技術者過去問道場
◎勉強のスケジュール感覚
基本情報の勉強に本腰を入れ始めたのは、
大体3月の後半からです。
(転職活動が微妙になったのとプライベートであったモロモロの整理がつき始めたのが、それくらいの時期だったからです。)
試験日を、
・午前試験→5/19(木)
・午後試験→5/29(日)
にしていたので、大体2ヶ月ちょっとくらいの勉強期間があった感じです。
※以下の(約n時間/日)はその期間のおおよそのデイリーでの勉強時間です
もっとやった日もあれば全くやらなかった日もあるので目安です
★3月後半〜(約0.5時間/日)
この時期は勉強をする日もあればしない日もあり、ダラダラやっていました。
◎インプット → 9割
・IT系に触れていたというバックグラウンドも特にないため、インプットを意識して緑本をずっと読んでいました
◎アウトプット → 1割
・過去問本をたま〜にやるくらいで、それほどやりませんでした
★4月(約0.75時間/日)
目標を
4月中には午前試験で8割取れるようになる!
にしていました
(が、結局4月中には取れませんでした)
◎インプット → 8割
・3月中に緑本が終わらなかったので、4月も読んでいました
・4月中にストラテジ系以外は読み終わりました
・OSI参照モデルの7層を覚えてはしゃいでいたレベル感です
◎アウトプット → 2割
・この頃から過去問道場をチョコチョコ見始めました
ただあまり出来は良くなく、正答率6割くらいでした
一緒に勉強をしていた友人と電車で過去問道場をやった時に、自分だけ正答率が低く恥ずかしかったことを今でも覚えています笑
★5/1~5/18(午前試験まで)(約1.5〜2.0時間/日)
4月は試験までまだまだあるな〜くらいの余裕の感覚でしたが、
さすがに試験まで1ヶ月を切って焦りが出てきた時期です
◎インプット → 1割
・ストラテジ系を読みました、1日で終わらせる気持ちでやっていた気がします
・全体としては過去問道場をやって理解が甘いな〜と思う章があったら、そのときに読み直しに行く程度でした
◎アウトプット → 9割
・過去問道場をずっとやっていました
通勤時間の往復40分
夜寝る前にダラダラ1時間弱
で大体1時間半くらいです
・午前試験2日前に掘り起こした『イモヅル式』にあまり見たことない問題があって結構役立ちました
・一緒に勉強をしていた友人が一足先に午前試験に合格し、
嬉しい!と思いつつ「自分も絶対に受からないと、、、」と良い感じの緊張感を持たせてくれました
・試験前日に各分野を100問ずつ解いて、正答率は下記の通りでした
テクノロジ系→75%
マネジメント系→82%
ストラテジ系→83%
「やったことがある問題が大半であったにも関わらず100%取れないなんて、本当に俺は受かるのか?」と不安なまま午前試験を迎えました。
★5/19(午前試験当日レポート)
・試験は13:00~15:30の時間帯で受けました
午後の時間帯に受けると午前中にソワソワして落ち着かず、もっと早く受けてもよかったな〜と思いました
・見たことない問題がそこそこ多く、試験中にこれは落ちたかもとなりました
テクノロジ系が微妙な感じだったので、試験の流れを掴むためにもマネジメント系とストラテジ系を一通り解いてからテクノロジ系に戻りました
そのおかげで試験中のメンタルは良い感じに取り戻せました
・試験が終わるとすぐにスコアレポートが届きました
恐る恐る見たところ、82.5点で思いのほかよく安心しました
・この時点では午後試験の問題をほとんど見たことがなく、試験会場近くの本屋で上で紹介した表計算の対策本を買いました
気合いが全てなので、その日のうちに演習問題を除いて1周通読しました(ノリ)
★5/20~5/28(午後試験まで)(約3.5時間/日)
午前試験が終わってからの午後対策だったので、過去問を見て「あと1週間でこれできるようになるのか、、、?」とめちゃくちゃ絶望していました
かなり気合いを入れ直して勉強しました
選択問題については
●問2~5→DB・ソフトウェア設計・マネジメント・ストラテジ
●プログラミング言語→表計算(Excelみたいなの)
に絞って勉強することにしました
また、「これは流石に試験やばいかも、、」と思い、仕事の都合をつけて有休を2日取り、勉強時間をドーピングする事にしました
◎インプット → 1割
・表計算とアルゴリズムをメインにインプットしました
表計算は得意だと思ったのでインプットは割と早めの段階で切り上げ、過去問をたくさん解くアプローチへ変えました
◎アウトプット → 9割
・過去問本と過去問道場を使って演習しました
大体7年分(7年×春秋2回の14セット)くらいやりました
アルゴリズムと表計算については問題演習の質の方が大事だと判断し、
4年分(8セット)だけやりました
・自分がどういうときに間違うかをまとめた、
『解き感メモ』(問題を解く感覚のメモ)を作っていました
見たら良い感じにイメトレができるようなものを目指して作ると良いと思います
・午後試験の鬼門といわれるアルゴリズムですが、私にとっても例外ではありませんでした
試験一週間前からどうにかなるものでもないと思い、とにかく状態推移を辛抱強くトレースすることを意識して演習をしていました
日本語と英語の構造の違いみたいな感じ、というのが表現として正しいかはわかりませんが、擬似言語はどちらかといえば英語的構造を持っていると感じました
(詳しく書くと長くなるのでなんとなくそうなんだ〜くらいに思ってくれれば)
それゆえ「擬似言語は頭から読んでいってもすんなり理解できるわけではない」というくらいの気持ちでアルゴリズムを勉強するのが良いと思います
この余裕を持つだけでもいたずらに苦手意識を持つことはなくなるかと思います
理解しようとして読み込んでいくことではじめて理解できるものであって、普段使い慣れている日本語くらいの感覚で理解できることは少なくとも初学者レベルの間にはないのかなと思います
※特に入れ子構造の場合、入れ子の深い階層から理解していくことで全体の理解がしやすいかと思います、たぶん
★5/29(午後試験当日レポート)
・試験は9:00~11:30の時間帯で受けました
午前中の試験だと何も考える間も無く起きたらすぐに試験で精神的には楽でした
・試験中に合格を確信しました
試験問題についての詳細な言及は控えますが、
とにかく過去問をやりまくれば受かると思います
・時間配分は
問1 情報セキュリティ→ 5分
問2~5 DB・システム戦略 → 2問あわせて40分
問6 アルゴリズム → 40分
問13 表計算 → 40分
見直し → 25分
で解きました
これは満点を狙えるかもしれない!と感じたので見直しにかなりの時間を割きました
・試験会場から出てすぐにスコアレポートが届き、89点という結果を見てひと安心しました
同日午後から試験を受ける友達の合格を心から願いつつ、お世話になった先輩や友人に合格報告をしました
(結果的にその友達も合格したのでチームで大勝利!)
◎まとめ
・もう少し早い時期に午後対策を始めれば、もっと余裕を持ったスケジュールで合格できたなと思います
基本情報を受けようとする人がいたら、「午前が7割くらい完成したら、あとはある程度割り切って午後の対策をしっかりやった方が良いよ!」と言うと思います
・そうは言いながらも、午前試験の対策はおろそかにできないと思います
センター試験の対策をなめていると二次試験を受ける前に門前払いされる的な感じです
午前で8割取れれば午後もまあまあ行けるだろうなとも思います
・今までも資格試験の勉強をしたい!と思ったことはありましたが、モチベーションが維持できずに挫折してばかりでした
その分、今回の成功の喜びはひとしおです
1人だと絶対に無理でした、、、
・勉強はかなりコスパが良いなと思いました
先人の知見も多くしっかりやればできるのでやり得ですし、それが人生の早い時期であればあるほど自分の人生への良い影響の総量も増えますし!
(受験生の時はその辺の思考の高さがなく、ただ何となく勉強をしていたので後悔)
・「資格はいらない!」みたいなことを最近よく聞きますが、自分のようなバックグラウンドの人間がそれを言ってもしょうもないので黙って勉強してしっかり取るのが良さそうです
・日常生活でIPv6とかを聞いたときに「それわかる!!」ってなるのが嬉しいです笑
(おまけ)◎今後の勉強とか雑感
今回の合格である程度他の勉強へも弾みがつく気もするので、今後やりたいと思った勉強や仕事のことについて書いておきます
基本情報に関係ないことを書いていますが、何となくIT系なのでご容赦ください
下記の大前提として、
今年度の目標に「企業からの案件を受けられるようになる」があります
(自分を可愛がってくださる先輩の後をソフトに追おうとしている感じです)
・応用情報を取るかどうか
基本情報の有無は0→1くらいの感覚で見え方が変わるイメージなのですが、
応用情報の場合は1→10くらいのイメージでその方向をさらに伸ばすよりも他に0→1でやれることがあるのでは?と言う気がしているためです
今秋に受けることで勉強に費やす時間を最小化できそうですが、応用情報が自分の人生にどれくらいインパクトを与えてくれるか正直微妙なところなので慎重に検討していきたいです
・Google Apps Scriptの勉強を進めていく
上にも書いた通り「企業からの案件を受けられるようになる」が今年度の目標でもあるので、まずはベンチャーで使用頻度の高いGoogle周りのサービスを抑えておきたいと思っています
スプレッドシートは現状まあまあ良い感じに使えるのでGASいこう!みたいな感じです
現職でも使えるかつ、GASを書けることがある程度のレベルの案件を貰う最低条件みたいな気がしています
つまり一石二鳥でやり得な感じです
・BigQueryに強くなる
BigQueryに強くなりたい理由は、3つあり
1. 上でなんだかんだ言いながらもそもそもデータ分析分野に強い興味があり、まずは触ってみたいという好奇心があるから
2. 連携できるBIツールが多いらしいから
3. エンジニアではないのでコードに関してはSQLを学ぶ程度の学習におさめたく、分析結果を用いた方針策定の方に強みを出していきたいから
みたいな感じです
以上です
これからも良い感じに勉強していきます
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