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ケチャップとは

農薬・肥料・堆肥を一切不使用で栽培した自然栽培トマトと、自然栽培ニンジンを使ったトマトケチャップを作りたい。トマトの旨味と人参の甘味、素材の美味しさを感じられる様なトマトケチャップを商品化したい。

健康面的に考えてみて、砂糖不使用で。
また、何より素材の美味しさを感じてもらいたいからこそ、砂糖は必要無い!!
との思いから、品質と健康を追求したトマトケチャップを商品化しようとするも、トマトケチャップを商品化する事が出来ない。
何故か??
分かりますか??

トマトケチャップを商品化出来ない


トマトケチャップは、砂糖をたっぷり入れないとトマトケチャップとは名乗れないからです。
砂糖を入れないでトマトケチャップを商品化し、名乗る事は出来ません。
なんと、トマトケチャップには定義が有るんです、ご存じでしたか??


トマトケチャップとは

トマトケチャップの定義

日本農林規格(JAS規格)によると、

  1. 濃縮トマトに食塩、食酢、香辛料、たまねぎ又はにんにくを加えた物、可溶性固形分25%以上の物

  2. 1にペクチン、酸味料、調味料(アミノ酸)等を加えた可溶性固形分25%以上の物

  3. りんごののピューレ及び着色料を加えた物を除く

  4. 特級は可溶性固形分30%以上

とあります。
トマトケチャップと名乗るには、この定義通りの商品にしないといけないのです。また、この定義の中に出てくる可溶性固形分とは、固形分の事ではありませんよ。

可溶性固形分とは、

簡単にいうと糖分の事です。

液中に溶けている物質を可溶性固形分と言い、その濃度を光の屈折を利用して測定するとき、表示する値をブリックス(Brix)と言う。値はしょ糖(砂糖)を水に溶かしたときの重量%を基準にして目盛り、単位は%または度である。例えばBrix10%とは、水100gの中に10gのしょ糖(砂糖)が溶けている液体である。
とあります。

トマトケチャップの可溶性固形分25%以上の物と言うと、トマトケチャップ100gの中に25%以上の砂糖が溶けている液体ということです。
この砂糖の量はかなり多い量ですよ。特級の30%以上とか、どう思いますか??

トマトケチャップの糖分量

例えば、よく話にきく『コカ・コーラ』の糖分量は100mlあたり11.3g含まれています。
500mlのペットボトルだと糖分量は56.5g含まれているので、角砂糖だと約17個分(角砂糖は1個3.3g)です。100mlあたりで考えると、角砂糖は約3個分です。

一方、トマトケチャップは100gの中に25g以上の砂糖が溶けている状態なので、なんとコカ・コーラの倍以上の糖分量です。一般的なトマトの糖度は4~6度くらいなので、約20gの砂糖を入れないといけないのです。角砂糖でいうと約6個分です。
500gのトマトケチャップがあるとしたら、角砂糖は約34個分ですよ。

トマトケチャップは、こんなに糖分が入っている食べ物だと知っていましたか??
トマトとニンジンの素材の美味しさを感じてもらう為には、砂糖の甘さは必要ない。それにそんなに砂糖を入れるのは、健康的でない。が、砂糖不使用でトマトケチャップを商品化する事は出来ない。

しかし!!
トマトケチャップには定義が有るので商品化し名乗る事は出来なくても、もしかしてただの『ケチャップ』なら商品化して名乗れるの??ってことです。

ケチャップとは

商品化するにあたり、定義が無い。

砂糖不使用のトマトケチャップとは名乗れなくても、トマトを使った砂糖不使用のケチャップは名乗れる。商品化出来る。
凄く不思議ですよね。でも、だったらそれで良い。

と言う事で、
農薬・肥料・堆肥を一切不使用で栽培した自然栽培トマトと自然栽培ニンジンを使った、砂糖不使用のケチャップを販売しています。
使用した原材料は他に天日塩のみ。
保存料・着色料・添加物も一切使用していません。
品質と健康を追求したケチャップです。

数量限定で味噌mixケチャップも販売しています。


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