履歴書にエンパスと書かれていたら
サイコパスという言葉は、ちらほら聞くかと思います。
その考え方や言動の逸脱性から、何かと取り上げられがちですが、
エンパス・ソシオパスという言葉はあまり知られてない気がします。
意外と身近にいるエンパスとソシオパスについて書きたいと思います。
エンパス・ソシオパスとは
エンパス→超共感力
ソシオパス→反社会性パーソナリティー障害
と言われています。
サイコパスが先天性(生まれ持った)のものに対し、エンパス・ソシオパスは後天性と言われています。
つまり、育った環境や性格によりこうなったというものです。
このエンパス・ソシオパスに限らずですが、幼少期の脳の負担というのが、こういった症状や障害をもたらすのではないかと考えています。
少し脳の負担について書きますが、
例えば1歳~5歳までの間
繊細であろうAくんと
楽天的であろうBくんに
毎日10回、大声で怒鳴ったとします。
また、
繊細であろうCくんと
楽天的であろうDくんに
毎日10回、お利口さんと言ったとします。
であろう・・・というのは、幼すぎてまだ分からないからです。遺伝的なことである程度の予測をするしかありません。
まだ未発達な幼い時に親から怒鳴られると、脳が危険を感じ、何かしらの防衛反応が出ると考えます。
アドレナリンやセロトニン等が、正常な動きや分泌量に異常が出てしまい、その影響で幻覚や幻聴、心配性や強迫観念という症状になるのではと考えます。
Aくんのように繊細な性格を持つ子だった場合、そういったセロトニン等が受ける影響が大きく、乱れやすい可能性があります。その為、防衛反応により能力が研ぎ澄まされていきます。
Bくんの場合は、そこまで脳が危険を感じない為、乱れにくいかもしれません。しかし、度が過ぎると、やはり影響があると思います。
Cくんは、褒められることを素直に受け止め、性格上不安になりやすい部分をサポートしてもらえるので、安定していきます。
Dくんは、褒められることで自我が強くなり、物事の判別が難しくなる気がします。
つまり、Aくんはエンパス
Dくんは、ソシオパス
になる可能性が高くなる
かも
これはあくまで簡略化した例なので、実際にはもっと複雑ですすが、こういった何かしらの原因があるのではと考えています。
エンパス特徴
エンパスは超共感力ということですが、超がつくほどの共感力とはどういうものでしょうか。
映画やドラマなどですぐ泣いてしまう
友人の相談を聞いて、友人の気持ちになって怒ったり泣いたりする
とまあこのくらいは誰でもありますが、超がつくのでこんなものじゃ済みません。
電話の声を聞いて、相手の心境や、最近何が起きたかを察知する。
初対面でも細かい眉や鼻や唇の動き、呼吸、声のトーンの変化に気付いて嘘を見抜く。
メールの文面で、何故この単語を使用したかを推理して、相手の状況、性格、生い立ちまで把握する。
テレビに映る芸能人を見ていて、何かを隠している、嘘をついていると分かる。
スパイ?テレパシー?
というような能力を持っているのがエンパスの超共感力です。
私だってテレビ見ていて、芸能人の仲良くしてるおしどり夫婦が2~3年で離婚するの当てたことがあるよ~
って人もいるかもしれませんが、そんな当たっても当たらなくてもいい占い師みたいな予言とは違って、推理に基づいた現実的な予測が出来ます。
少し恐ろしくなるような例でいうと、
ある芸能人をCMで5秒ほど見る
瞬時に表情、声、動きなどからその人がどういう育ち方をして、どういう経緯で芸能界に入ったか感じてしまう。
性格も見抜いて、怒りっぽく、自我が強く、不本意な仕事をしていると見抜きます。
性格上我慢が2~3年しか保てないと予測します。
3年後。その芸能人は何かしらの不祥事で謹慎処分を受けました。
と、ほんの僅かな情報でズバリ当ててしまうのです。
ソシオパス特徴
反社会性パーソナリティー障害ということですが、その特徴は、
平気で嘘をつく
共感しない
無自覚
衝動的
自分が間違ってると思うことが出来ない
などです。
これらを意地悪とかじゃなくて、本気というか心の芯からそう思っています。
なので、嘘をついている自覚もありません。
その為、人間関係の構築が難しく、些細なことでケンカしたりトラブルを引き起こしてしまうようです。
今自分で否定していたことを、数秒後に悪びれずやったりします。
本人は自信を持って否定して、自信を持ってそれをやっているので、周囲の人は戸惑ってしまいます。
さっき否定していたでしょ?と聞いても、すでに自覚がないので、
そんなこと言ってない
と自信を持って言います。明らかに嘘と思えることでも自覚がなく、本人には正当な理由があってそうしているので、ソシオパスは嘘をつくことがありません、というか嘘になりません。
例えば、
ソシ君「仕事で悩んでるのか?相談にのるから話してごらん?」
友人「実は上司のパワハラきつくてさ・・・」
ソシ君「それはパワハラやられるお前が悪い!」
友人「えーーーー!?」
みたいな感じです。
ソシ君は相談にのる気持ちも本心で、パワハラやられるほうが悪いと思ってるのも本心です。
つまり、総体的に見て共感して察っすることが出来ないのです。
度合
サイコパスもですが、これらには全て度合があると考えています。
外国のサイコパスの専門家で、サイコパスの度合に点数を付けている人がいました。
その人は自分自身もサイコパスだと語っています。
残酷な事件の犯人が一律でサイコパスではなく、サイコパスみんなが残酷なところがある、という訳ではないということです。
サイコパスであっても、社会に貢献しているような人もいて、その区別が認知されていないそうです。
このエンパス・ソシオパスにも度合があり、エンパスであれば、まあまあ共感力あって普通よりもいろんなことに気付くという人と、めちゃめちゃ共感力凄すぎて、生活に支障がでてくる人もいるはずです。
どちらも度が過ぎると、いろいろと難しいようです。
エンパス短所とソシオパス長所
エンパスの凄いところと、ソシオパスの短所みたいなのは前に書いたので、その逆を書きたいと思います。
エンパス短所
疲れます
これに尽きると思います。
自分が考えたくなくても、勝手に相手の情報がどんどん頭に入ってくるので、普通に会話するだけでも疲れます。
能力は素晴らしいので、この能力を活かせる仕事に就いたり、または疲れないように出来るだけ人と接さないなど、工夫した生活を送るようにしたほうが良さそうです。
ソシオパス長所
悪いところばかりが目立ってしまいますが、長所もあります。
先ほど書いたように度合がありますので、少々の衝動的だったり、自覚が無い時のほうが良い場合もあります。
ソシオパスの人は自分が正しいと思ったことに対しては真っすぐです。
例えば、職場の不祥事なんかを発見した時に、なかなか言い辛いことなんかも積極的に暴いたり出来ます。
仕事熱心だったり、友達想いだったりします。
友達を助けようと思った時には本気で助けます。
ただ、感覚が少し違うので、さっきまで味方してくれたと思ったら、数分後に敵になることがあります。
先ほどの例えと同じように
友人「新聞の勧誘がしつこくてさ~」
ソシ君「そんなの断ればいいんだよ。俺が今度断ってやるよ」
友人「ありがとう。生活苦しいから新聞買う余裕なんてないしな」
ソシ君「その人も勧誘取れないと生活苦しいから取ってあげれば?」
みたいに、どちらの意見も本心であり正義です。
結局短所みたいになってますが、深く付き合わず、ある程度の距離を置いたほうが良さそうです。
最後に
この記事を書こうと思った時、特にエンパスの魅力について書くつもりだったんですが、だいぶ脱線してしまいました。
エンパスの能力は素晴らしく、刑事・俳優・医者・介護・育児、等々多彩なところで活かせます。
刑事だと、犯人の嘘や癖を見抜きます。
俳優だと、役をリアルに想像できます。
育児だと子供の伝えたいことを感じとります。
プレゼントやサプライズなんかは、相手の喜ぶ物を的確に選ぶことが出来ます。
タイトルに書いたように、履歴書にエンパスと書いてあったら真っ先に採用すべき人材です。
人事部なんかにいたら、下手なごますりなんかは通用しませんよね。
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