故郷に固執すると良くない
故郷というのは、何かと良い表現で使われる。
故郷の文句を言っている人を、見たり聞いたりしたことがない。
自分の故郷の良い所を自慢したりするのは別にいいんだけれど、固執しすぎると良くない。
本当に故郷じゃないと駄目か?
本当に故郷の物で大丈夫か?
故郷という特有のブランドで、何もかも良く感じてしまうのは違うと思う。
故郷というのは灯台下暗しなとこがあって、周りに発信するがために足元がお留守になりがち。
そりゃ故郷を盛り上げることによって、自分も潤ったり、楽しめたりするのは理解できるが、良いとこしか言えなくなってしまう。
その陰では苦労したり、迷惑をかけられたりしていても、故郷という強力な圧力によって改善出来ないような一面がある。
人口が多い地域のほうが冷めた部分はあるかもしれないけど、その分良い方に改善されている気はする。時にはクールに徹してないといけない時もある。
身近な例で言うと、
「ご飯食べていきなさい」
というのがある。誰か来た時にとりあえず晩ご飯を振る舞うという行為があるが、おそらく田舎のほうが強いと思う。
言うのは簡単だが、急にご飯を作らなくちゃいけなくなった立場のものは困る。
ここで圧力が働いて、人が来ておもてなしすることを困ったらいけないとなる。困るほうが悪くなってしまう。
その他にも、やたら実家に帰らないといけなかったり、故郷の物をありがたがったりすることがある。
伝統だったり、代々伝わることだったり、大事にしてきた人がいたからこそ残されてきたというのは理解できる。
でも中には対応できない人もいる。
そうなると対応できない人が責められることがある。
例えば、
お祭りに参加できない
同窓会に出れない
行事に出れない
実家に帰れない
故郷の食品がどうしても食べれない
これらは好きな人がやればいい
どうしても生理的に無理だったり、体調的に難しかったり、HSPだったり。
なので、出来る人がやればいい
なにも無理して故郷に合わせることはない。
もし、故郷押しの食べ物を苦手と言ったり、故郷のイベントを面倒くさいと言う人がいても、冷たいとかそういうふうには思わない。だからといって故郷が嫌いという訳ではないから。
どうか、故郷という超ブランド力に誤魔化されず、冷静に公平に判断してほしい。
故郷を思う気持ちを、悪くさせない為にも。
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