■「質問」と「尋問」の差とは!?

ずっとマスクをしているのであまり気が付かなかったのですが、すっかり暖かくなって自分が花粉症であることを思い出しました。。。
さて、今日は少し「子育て」のお話。
最近はスマホでもきれいな動画が簡単に撮れるということで、多くの親御さんが子供の動画を撮っていることと思います。
動画を楽しむだけならば問題ないのですが、スポーツとか発表会とか、そこに「競争」の概念が入り込むと途端に危険なツールとなってしまいます。
私もそうだったのですが、どうしても親からすると
「できていないところ」
「足りないところ」
に焦点があたってしまいます。
もちろん、これは
「もっと成長してほしい!」
という子供への愛情に他ならないのですが、ダメな部分に焦点を当て続けると子供はドンドンネガティブな思考になっていきます。
一挙手一投足を監視されて注意指導アドバイスなんかされた日には、反抗期になったら一緒にビデオなんか見てくれなくなります(笑)
コーチングを学んでから私が心掛けたのは
【具体的】「前半の20分くらいにさ、センタリングをフェイントにして、ゴール前でドリブルで二人かわしてシュートしたじゃん?」
【I(アイ)メッセージ】「あのプレー、積極的で好きだなあ。」
【広げる質問】「ちょっと教えて~あの時って一瞬で判断してドリブルに切り替えたの?」
こういうアプローチをし続けると、反抗期になってもある程度は答えてくれるようになります。
そして、素っ気ない反応だったとしても必ず本人の無意識下には残るのです。
結果的に失敗してしまったケースも同じです。
「結果はああなっちゃったけれど、ああやってチャレンジしていく姿勢、パパは好きだなあ!」
これを繰り返すだけで、無意識の中に「チャレンジを肯定するマインド」が根付いていくのです。
コーチングで言う質問と、尋問の差は
「相手の成長のためなのか」
それとも
「自分が安心して満足したいためなのか」
ではないでしょうか?
さて、これは企業においてもまったく同じことが言えます。
上司の質問がなぜ、部下育成に響かないのか。
それは
「自分が安心するため」
の尋問になっているからではないでしょうか?
リモートワーク下で自分が不安なあまり、部下に多くの報告を求め管理しようとするケースが増えています。
部下からは「管理職なんかいらない!」という声が多くあがっています。
ニューノーマル時代に必要とされる管理職になるためにはどうしたらよいのか?
「自分のためだけ」
から
「相手のため・自分のため」
へとマインドを切り替えることが大切なのかもしれません。
マインドの切り替えの詳しいお話は、ココロの運転免許取得のための研修
「Management License Program」
でお伝えしていきます!

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