チェーン店には負けたくない!

その3 〜静観〜

期待と不安の12月を乗り切りいざ新年!
勝負の一年になる事は言うまでもない。

まだ産まれたばかりの店!
データーを取ろうにも、そもそもこの店に経験がない為、まず純粋なこの店が持つパワー的なものを量らない事には、改善点も対策も見えてこない。

経営として一番やっていけない事は、まだ方向も定まってないうちに、あれもこれも取り入れすぎて本来の目的を見失い、足元をすくわれる事だ。

まず今月はスタッフの力量、お客様の流れを的確に読み、焦らず今後のプランを練っていこう!!

しかしここでオープン時点から重大なミスを犯していた事に気づくのはまだ先の話だ!

経営としてどこで利益をとるかは重要である。飲食店で例えるならば居酒屋だとアルコール、イタリアンだとピザといったところだろか??

ノーレート雀荘の場合は参加費を募りゲストプロなどを呼び大会を運営するのがそれに該当する。

学生さんにもプロの麻雀を手軽に体感してもらいたいとの考えから参加費を集めた大会の運営はせずに、イベントの日は赤字営業を行う決意をし、18時から社会人主体のオンレの方で利益を出したいと考えていたのが自分の当初の狙いだった。

さて、丸々1ヶ月半雀荘を運営して感じた事をいくつか紹介しよう。

1.Mリーグが発足し麻雀業界が賑わっているように見えるが、まだまだ麻雀は中高年が主体の競技であるという事。

当初の考えでは学生さん、仲間内、ネット麻雀は経験のあるフリーデビューの方に一番敷居の低い(当店では基本チョンボはなく、マナーに関してもルール化にしてないのはその為である)
お店でありたいとの願いだったが(もちろんその気持ちは変わってない)
思っていたよりはるかに、その数が少なく感じた。
しかし、この雀荘を通してフリーデビューした!麻雀を覚えたい!という方がいるのも事実で、それはこの上ない幸せであるし、少なからず業界の発展に貢献できている喜びもある。

2.SNSが発達し、より多くの人に発信する事はできるが、ピンポイントで地元に発信するのはなかなか難しい事。

ツイッターなどを活用し、お店の情報などを発信し少しずつお店の認知度は上がっているが、まだまだ千葉市内に絞った場合の認知度が低く、より多くの方々に知ってもらうには時間がかかりそうだ。(やはりSNSより口コミの強さと、チェーン店との知名度の差を痛感している)

3.麻雀に来るプレイヤーにはオンレート勢、ノーレート勢、追っかけ勢と区分されている。

これはおおよそ当初の読み通りで、ノーレートとオンレの業態をとり、事業フェーズとして成長期にある当店の市場を大きくしようという試みは一見間違っていなかったようだが、ここに最大のミス?試練?があったのだ。

今このnoteを観ている方も思っていたかもしれないが、まーじゃんばうんてぃをノーレート雀荘と認識している方が大半ではないだろうか?
店の告知方法の偏りがノーレート雀荘のイメージを強くしてしまった為に、オンレ勢を取り込む事に失敗してしまったのだ、、、、。
12月、1月を通して約175人の新規の方に来店して頂いたが、オンレ営業中にオンレ希望の飛び込みの新規がナント1人だったのだ!笑
(オンレ営業中にノーレート希望の飛び込みの方は多数いらっしゃった)
この繁華街という立地でこの数字は奇跡ではないだろうか?

そう!ノーレートもやっている雀荘が、ノーレートの雀荘に変換されてしまったのだ!

確かに、麻雀王国、ツイッターなどでお店の情報は知る事はできるが、そこまで調べる方は少数派であって。
「あそこに雀荘できたらしいよ?」
「でもノーレートらしいよ?」
「なーんだ、そうなんだ?」
くらいで片付けられているのが関の山だろう。

しかしスタッフの頑張り、周りの方々の協力もあって18時以降で利益を出していくという業態に形ができてきたのも事実である。
これらの経験を踏まえて、改善点など、新たに取り組んでいかないといけない事は明確になってきた!

視界良好!

いざ2月!

いざ黒字転換!

しかし雀荘業界にもコロナショックの影響を受ける事になるとはまだ誰も知らないのである。

その4へ続く。