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副腎疲労と握力について

最後に握力測ったのはいつですか?

昔は握力測定器なんて言うと、学校の体力測定で見る程度でした。
きっと学生以来、握力測る機会なんてないと言う方がほとんどだと思います。

今やAmazonで3,000円程で買えてしまうもので、体重計に乗るように日々計測しています。(こうゆう物ってなんかテンション上がっちゃいますよね。)

なぜ握力を測定するのか?タイトルにもある通り、副腎疲労と握力低下は相関していることがわかっているからなんです。

副腎疲労をご存知ない方に簡単に説明すると、ストレスや過労によって副腎が十分なホルモンを作れなくなり、慢性的な疲労感やエネルギーの低下を引き起こす状態のことです。

具体的には、
・朝起きるのが辛い
・午後にエネルギーが落ちる
・カフェインや甘いものを強く欲する
などの症状が見られます。日本では一般的に馴染みはありませんが、海外ではドラマのセリフにもよく使われる程浸透しつつあります。

そんな副腎疲労を判定する一つとして、握力を測定します。
副腎疲労は日本でも相当数いて、多くの方が副腎疲労と気づいていません。前回の記事の不安症や、糖尿病、アトピー性皮膚炎、自己免疫疾患、子どもの発達障害などにも大きく関わる根幹の「症状」と私は思っています。

握力測定の方法

  1. 握力計を用意し、説明書に従ってセッティングします

  2. 座った状態もしくは、自然な状態で立って行います。どちらでもリラックスし、握力計を握ります。

  3. 力いっぱい握り、数値を確認します。

  4. 両手それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出します。

結果を表で比較する

一般的に、成人男性の平均握力は約40kg、成人女性は約25kgとされています。これらの基準値を40%-50%下回る場合、副腎疲労のリスクがあると考えられます。

年齢によっても数値は変わりますので、下記の表を参考にしてください。


副腎疲労の予防・改善方法

おすすめの方法

  1. グルテンフリー、カゼインフリーの実施

  2. 朝一に海塩を入れたお水を1杯飲む

  3. 良質な活性型ビタミンB群の摂取

  4. 頑張らないで休む

  5. 朝食を食べる(オーガニックプロテインバーでもOK)、午後3時頃に旬のフルーツを食べる

結論

副腎疲労かも?と思ったら握力を測ってみて、確認してみてください。日々の数値より落ちていたらそれも副腎が疲労している証拠です。一度心身を休め、上の改善方法をお試しください。

副腎疲労の方は毎日サプリメントを飲むのも大変だったり忘れてしまう方もいます。できる範囲で、無理なく、少しずつ実施してみることをおすすめします。

参考データ

  • 握力と疲労の関連性: 慢性疲労症候群(ME/CFS)患者における握力の測定では、握力が顕著に低下していることが示されています。これらの患者は、握力が疲労と密接に関連しており、疲労感が強いほど握力が低下する傾向があることがわかりました。これは、全身の疲労やエネルギー不足が筋力に影響を与える可能性を示唆しています​ (BioMed Central)​。

  • ストレスと握力の関連: ストレスが筋力や全体的な体力に影響を与えることが知られています。ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが不安定になると、全体的なエネルギーレベルや筋力が低下する可能性があります。このため、アドレナルファティーグが存在する場合、その影響として握力が低下する可能性も考えられます​ (BioMed Central)​​ (BioMed Central)​。

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