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2022年の楽曲ベスト10発表会

こういうのは今年のうちにやり終えたい。いざやらなかったら、来年になってからももやもやした気分が残るんじゃないかという重圧があります。
新しい曲を聴かなくなるなんてことは今は想像できないですが、いつかあの頃の名曲だけを聴くようになってしまうのではないかという脅迫の念に追われています。アニメも漫画も映画もなんでもそうです、ある程度のミーハー魂とでも言うのでしょうか。その心を失ってしまうとアップデートがなくなって日常に新鮮味を徐々に感じられなくなる……なんていう妄想をしばしばしています。僕だけじゃなければいいんですけど、こういった類の妄想話があまり共感されないことも多いので不安です。

それでは今年の10位から。
花の塔/さユり

ご存知今夏の名アニメリコリスリコイルのED曲。
OP ClariS EDさユりという圧倒的俺得な布陣でした。アニメの評価には主題歌の存在も大きくかかわってきますが、十分すぎるほどでした。作中ではこの印象的なイントロから始まるED曲が彩を加えていたのが印象的です。
”歌って聞かせてこの話の続き 連れて行ってみたことない星まで”
このフレーズでリコリコ本編のたきな→千束の感情を味わえます。
聴くたびに作中の良かったシーンを追体験できる名曲だと思います。

9位
祝福/YOASOBI

今年は(も)アニメ由来で創られたYOASOBI曲に心躍らされます。
曲の内容は機動戦士ガンダム 水星の魔女の前日譚にあたる原作小説が元になっています。登場するエアリアルという機体視点で描かれたストーリーが良い。作中の映像も最高。
”誰かが描いたストーリーじゃなくて 誰かが選んだステージじゃなくて”
という印象的なサビは、家柄と自身の両親に縛られたガンダム作中のキャラクターと、我々視聴者の思いをリンクさせます。
作中で表現したいテーマを、上手く自分たちの共感できるところまで落とし込んだキャッチ―サがYOASOBIの良いところだなと思ってます。

8位
UFOを呼ぶダンス/ポップしなないで

細かいことは言えない。
PVを見て音と歌詞を聴いたら一瞬で好きになった曲。
”合言葉はトキメキ 秘密の扉が開かれる”
”チャイムは少し黙ってくれないか おしまいなんてない”
歌詞の言葉のチョイスひとつひとつが好き。
いつまでもこの歌の中の感性を忘れないようにしてえ。

7位
EMOTION / 三船栞子(CV.小泉萌香)

いや冷静にサムネの栞子ちょっと可愛すぎるね。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、TVアニメ2期の7話で使用された楽曲です。
作詞・作曲・編曲:tofubeatsという最高の楽曲。俺は知らずにアニメ虹ヶ咲を見てこの曲が気になって調べたらまさかのtofubeats。なら当然すげえ曲になってるかと安心した。
劇中歌ということでその文脈を大きく組んだ曲であり、PVの雰囲気も併せて爽快感がたまらない。
”できない理由を探すなら はじめてみればいいよ
 大好きなことは 大好きなんだ”
この2フレーズで栞子ちゃん萌え…が加速するわけです。アイドルに憧れて、でも自分がアイドルになるなんてという葛藤を「あなたに届けEMOTION」で解き放つのが好きです。

6位
魔法少女とチョコレゐト/ピノキオピー

ピノキオピー氏の過去の楽曲「腐れ外道とチョコレゐト」のセルフオマージュ曲。
曲のテーマもさることながら魔法が解けるのと嘘で固めるのをチョコレートになぞらえるのがオシャレでセンスいいなと思います。
”もう 好きな人だけ守っていたい”
この歌詞は誰かに批判を浴びることのあったすべての人が共感する文言だと思います。魔法少女というアイドルを演じている彼女も、ひいては我々も同じ場所に足をつけていると。

5位
Good Morning / Awesome City Club

こんなすべての要素が調和した曲ありますか?
朝という穏やかそうな時間。毎日新しい何かが始まるという予感。
メロディーも歌詞もテンポも色調もすべてが完璧だと思わせてくれる、そんな曲です。朝起きてなにか聴きたいな、という時にぜったい聴いてください。幸せな時間になります。

4位
スーパーレア/P丸様。

"スーパーレアが出ない日常を いま褒めてほしいのよ"
"世界の丸ごと半分より 終わらぬ日曜日が欲しい 歩きすぎて疲れたら 少しだけ休もうよ"
いやもう歌詞と音楽と映像をつくるいよわ氏とPちゃんの声質がばっちりです。本当に僕みたいな人よりも、忙しい日々とつらい現実に向き合ってる人に味わって聴いてほしい。

3位
全部ホントで全部ウソ / ナナヲアカリ

曲中の「はい!はい!」が気持ち良くて楽しくて一緒にやっちゃうよね。
「作詞作曲編曲:玉屋2060%」Wiennersにて活動し、でんぱ組.incへの楽曲提供などで知られるお方です。この2人もまた相性が完璧すぎるなと。PVのアニメーションも可愛すぎるしリリース当初は思い立ったらYoutubeでリピートしてました。
コロコロ変わる自分自身の態度に対して「それでいい」という方針を示してくれる歌です。
”どうもぶっちゃけさ 世の中の大半は皆同士?
なんだほんじゃ遠慮なく引き続きぼくたちは
これで このままでいいのかな”
言葉の選び方、神。アカリちゃんの歌声、神。総合評価、真剣神です。

2位
星座になれたら/結束バンド

今冬間違いなく話題を掻っ攫っていったぼっち・ざ・ろっく!の最終回劇中歌の「星座になれたら」
多くの人が既に視聴したと思うが、もしそうでないのなら是非アニメを見てから味わってほしい。
”いいな 君は みんなから愛されて
「いいや 僕は ずっとひとりきりさ」”
と描くぼっちちゃんの内心とは裏腹に、それを歌う喜多ちゃんの心情が最終回でアンサーされます。
涙無しでは聴けないというか、このリリックビデオで泣きました。

1位
なにが悪い/結束バンド

ぼっち・ざ・ろっく!がすごすぎて2曲ランクインさせてしまっても良いかという気分になっていました。
”鳴りやまなくてなにが悪い 青春でなにが悪い”
もうね。流れるタイミングが最高です。劇中ではライブの3曲目という位置づけだと思うんですが、8話のラストシーンで虹夏の本当の夢をぼっちちゃんに伝えた後でこの曲が来ます。震えます。大好きです。
「なにが悪い」という開き直ったスタイルが籠った歌が好き。


今年もというべきか、本当は10位までに紹介したい曲がもっとたくさんありました。それでも2022年をある程度振り返った時に自分の中で特に深く刺さっていた音楽を考え直すというのが、自分の趣向を理解する上でも良いことかと思っています。
来年でもいいので、もし皆様にも今年のベストはこれだというのがあれば是非教えてください。来年もどうかよろしくお願いします。

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