スライド10

投手がコントロールを改善するために考えなくてはいけないたった一つのこと

コントロールを改善できない理由

結論から言うとね、コントロールを改善しようとするとき、多くの投手はこんな考え方をして改善を間違う。「どうすれば狙ったところにボールがいくか?」って。この考え方だと、何をすればいいかが見つからない。かえってコントロールを悪くする原因さえ引き起こしてしまうんだ。

で、投手がコントロールを改善するために考えなくちゃいけないのは、「どうすれば狙ったところにボールがいくか?」ではなく「どうすれば同じフォームで投げられるか?」ということなんだけど、

タイトルを回収してしまったので、後はその理由をつらつらと書いてくんだけど、キーワードになるのが…

「再現性」というやつ

同じフォームで繰り返し投げることができるとコントロールは一定になる。あれだ、バッティングマシーンみたいなもんだ。コントロールが一定すれば後は細かいコントロールを調節するだけなんだけど、

たとえば、極端な話、投手が三塁ベンチに向かって投げてしまったとする。とんでもなくコントロールが悪いよね。で、次の球も、その次の球も、三塁ベンチに投げてしまう。この投手はとんでもないコントロールの持ち主だね。もちろん、良い意味で。

確実に三塁ベンチにボールをコントロールできるんだから再現性がものすごく高いわけ。だから後は調節するだけ。捕手のミットを狙って投げると、三塁ベンチに投げてしまうわけだから、投げる方向を変えればいい。一塁ベンチの方向を狙えば、捕手のミットにバンバン投げ込めるってわけ。でも…

再現性が低いとどうなるか?

三塁ベンチに投げてしまったり、一塁ベンチに投げてしまったり、再現性が低いと調節ができないよね。だから、コントロールを改善するときは再現性をあげていくことに全力を注ぐ。だから、「どうすれば同じフォームで投げることができるか?」が鍵になるわけなんだけど、じゃあ…

どうすれば同じフォームで投げられるか?

ということなんだけど、方法だったりアプローチだったりは人によって違うんだ。合理的な動かし方を見つけないといけない投手もいれば、筋肉をつけないといけないといけない投手もいる。体を柔らかくしないといけない投手もいるだろう。

だから一概にコレだって言える方法はないんだけど、最近、ダルビッシュ投手がYouTubeでスゴク興味深いことを言っている。内容は、Youtubeを見てもらいたいのだけど、再現性を妨げるのは「刺激を求める脳のスペックが原因なのかもしれない」と仮説をたてたダルビッシュ投手。そして彼がやったこととは…?

まとめるとね

ダルビッシュ投手の再現性を高めるやり方は「あくまで仮説」ってダルビッシュ投手は言っているんだけど、大事なことは「どうすれば同じフォームで投げられるか?」を常に考えて試行錯誤するということ。で、自分のやり方を見つけるということ。もし「どうすれば狙ったところにボールがいくか?」と考えていて、行き詰っているなら、まずは考え方を変えてみて。

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