サラリーマン

こんにちは、久方ぶりです。
水谷です。

暦はもう6月ですね。
5月は漫才師としてはとっても忙しい月で、とっても充実していました。

6月は今のところまずまず、と言ったところですか。
それでも未だにバトルライブは勝ちきれず、最高位は二位と悔しい結果に終わっております。

6月も頑張ります。

ところで、兼業芸人として活動している僕は当然、普段は仕事に従事していて、趣味として芸人活動をしている身分になるわけだけれど、実は僕は3月に転職したばかりである。

現在の仕事は施工管理技士、いわゆる現場監督というやつだが、会社員として雇用されているため現場職ではあるが扱いはサラリーマンである。

僕は本当にたくさんの仕事を経験しているし、社会人生活も同年の人間よりは学歴の関係上長いのだけれど、ちゃんと正規雇用をされて会社員として働いた事はこれまで一度だけ、それも1年足らずしかない。

長い期間個人事業主として働いてきた僕にとって、今更サラリーマンになるのは正直挑戦ではあった。
収入面でも、経験面でも。

そして、働き始めて3ヶ月ほどたった今気づいたことがある。

僕は今まで仕事をしすぎていたかもしれない。ということだ。

今僕は、8時から17時の基本的に残業無し勤務で、しかも土日祝は必ず休み。

「何を当たり前なことを…」と思う人も多いだろうけど、こんな当たり前のことを僕は今まで一度も享受したことがなかった。

前回会社員として働いていた会社も、休みは不定休だったし、自営業者は基本的に休める時に休む、と言ったところで曜日の感覚がそもそもない。

それが今は、必ず週末の休みが約束されている。

しかも、だ。僕は今の仕事は正直全然好きでは無い。
面白いとは思わないけど嫌では無い、という感じだ。
だからこそ、僕は休みの日や帰った後に仕事のことを殆ど考えてない。
仕事に侵される時間がグンっと減ったのだ。

収入はうんと下がった。
やりがいもない。
好きな仕事でもない。

けれども、今は週末に好きなことが出来るだけの時間を約束されている。
僕は今、人生で一番わくわくしている。


働き方は人それぞれある。
僕はワーカホリックだから、本当に好きなことを仕事にするべきだと思っていた。
でも僕の好きなことはどれも、仕事にするには難しいことばかりだ。
だから、好きなことをするためにやる仕事に中途半端にやりがいや面白みを感じる仕事を選んでしまうと、その仕事が忙しくなって肝心な好きなことが疎かになってしまう。

だから僕みたいな人間は、面白くないけれどもお金のためにやってるだけの仕事くらいがちょうどいいのかもしれない。

そんなふうに気づいた31歳の終わり際の話でした。

夏が来ますね。僕も橋本も夏が終われば32歳になってます。

またおじさんになっていきますが、このまま幸せを感じつつ漫才を続けられたらいいな、なんて思っている次第です。

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