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『ファッションが好きな二十歳の君へ』 愛で地球は救える

あきらめるな・・・
あなた達なら 生きぬける

私が ミャンマーの若者へ
伝え続けているメッセージです

2021年2月1日
ミャンマー 軍事クーデター
あの日から 笑顔は 消えた・・・

若い頃、恩師には
戦争の無価値を 教えられ

いまミャンマーの若者に
人間の傲慢さを 涙で 伝わる

森で食材を取り、命をつなぐ
愛する 仲間たちは ・・・

「兄ヤン、私たちは 生きてるよ」
・・・と言うが

銃撃、強奪、伝染病・・・
簡単に生きれる 状況でないことは
私でも、わかる

いまは、 生きることだけを考えろ
・・・ その言葉が 精一杯です

そして、最後は 必ず ・・・
「兄ヤン、必ず また 会おうね」
いつも、その言葉で 終わる

どんな国でも
幸せ感をみつけることはできる
私は、それを 信じています

そして、人間の幸せ感に
あなたは 大きい・・・
私は、小さい・・・
そんな価値の大きさは ありませんよ

私は、ミャンマーの子たちに
いつも 支えられてきましたが・・・

ここから先は・・・
私が 恩返しをする 順番です

『ファッションが好きな二十歳の君へ』
この原稿をミャンマー語に翻訳する
それが 最終目的です・・・

モデリストのマニュアルとして
二十歳の若者へ伝える 原稿ですが

ビジネスの知識を伝えることよりも
人間は、何を大切にすべきか
それが生きる 原点となる気がします

若い頃は・・・
みんな 夢や希望を抱くが、挫折する
もう、どうでもいいと 想う時もある

それでも・・・
時が経つと、また 挑みたくなる

若い頃、私は何のために生きるのか
その原点が 何度も 必要になった

歳を追うごとに 変化はするが
その原点があるから・・・
人を憎むことも、無かったと思う

無論、騙されることはありますが
そんな時は、縁がなかったと思える

それを繰り返すうちに
人の出会いも、変わってきたと思う

しかし 人間は、価値観の違う
人と向き合うから、成長できるんです

ファッションモデリストへの道は
長い階段かもしれませんが・・・

どんな仕事も、登り続けますと
必ず 見えてくる 世界があります

それを自分で 感じない限り
ビジネスチャンスは見えてきません

学生から 社会人となり・・・
はじめは、1から教わる

2、3と教えられるが、できない
頭を下げ、もう一度 教えてもらう

1から10まで、全部できても
これでは 売れないと言われる
頭を下げ、もう一度 教えてもらう

覚えの悪い 私は、服作りでも
40年間 同じことをしていますが
頭を下げることは、できます

感謝の気持ちを込めて
頭を下げることができます

私がミャンマーの子を好きなのは
それができるから、偉いと思った

彼女らは、きっと 私を通して・・・
自分の夢を抱いているからだと思う

個客と向き合う 服作りを通して
ミャンマーの若者に
世界の人々を感じさせてあげたい

製造業の一環を担うのではなく
プロのモデリストとして
世界中のお客さまに寄り添う

それが ・・・
次代のモノ創りの姿だと思うから

人と出会う・・・
人に寄り添う・・・

私にとって ファッションは
生きるための道具かもしれませんが

人に寄り添い、共に生きる
私は、それが いちばん大切です

人と会うこと・・・
それが、私の生きる原点ですから

私たちのファッション産業は
毎シーズン消費市場を予測します

製品コストから利益まで
すべて予測から 始まります

もし、予測する必要がなく
お客様自身が、見えるとしたら
何が 変わると思いますか・・・

次代の産業構造に必要な要素は
この問いに、尽きると思います

私が 伝えたいこと・・・
いまの成功事例を真似ても
未来は見えないということです

何故なら、古い 私たちの頭の中は
すべて予測するビジネス思考です

次代に必要なのは・・・
お客さまが目の前に見える
そこから 創造を始めることです

新たな 消費市場を
予測することではありません

人間は・・・
どんな 生き方に 心は満たされるか
それが、創造の原点となります

無論、一人ひとり異なります

それを無視して・・・
産業構造の進化はできません
人間の成長も、同じです

いま若者が、企業の一員となり
一つのポジションを厳守している
みんな がんばっています

でも、あなたは 会社の経営理念が
腹に落ちますか・・・
共感できますか・・・

企業は、組織ですから
共有する思考が 原点となります

そんな教材みたいなことを・・・
そう、言われるかもしれませんが

あなたのキャリアを育むには
人の心を動かす意識が 必要です

それは、行動に心が伴う習慣から
あなたの心は、育まれていきます

一つひとつ、心が伴う行動は・・・
積み木のように 頑丈な駒となります

その駒は自由に 積み替えれますが
自分の責任で生きる 勇気が必要です

あなたは・・・
お金さえあれば、と言われますが
お金の問題は、自分の幸せ感を
どの基準にするか、それだけです

それこそ・・・
自分で 決めれることです

夢を抱くこと・・・
憧れを大切にすること・・・
それを実現する期日は
何度でも、書き換えればいい

私は、そんな生き方です

私は、服作りを通じ
いろんな国の習慣を知りました

世界中、異なる文化があり
私は、それを受け入れています

法律を守らない人は いますが
私の 法律は・・・
仲間との約束、そう考えています

私は 法律の鎖に・・・
繋がれているわけではありません

どんな国で 生きていても
私は、その約束を守ります

人間は、お金や資産があるから
信頼できるものでもない

地位と権力があるから
寄り添うものでもない

共に人生を 歩んでみたい
そんな 心になるから、人生は面白い
それが、私の幸せ感です

2024年7月17日 猛暑月 水谷勝範

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