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どうして秋は読書なんですか?(御糸さち)

こんばんは、御糸さちです。
色々あって(具体的には転職活動などをしていて)久しぶりの更新になってしまいました。
全部この不況が悪い。

それはさておき、五巡目のテーマは「読書」です。
西村曜さんの正統派な「読書」、千原こはぎさんの「読書」から生まれた素敵な出来事──さて、私の「読書」は。


前回の日記にも書いたのですが、私はほとんど読書をしません。
特集などに釣られて短歌総合誌を時おり購入してみたりはするものの、全てのページを読み切ったことはないです。
歌集も時々買いますが、それはもうゆったりたっぷりの~んびりと読み進める感じでして、果たしてこれは読書と言えるのか…むしろ私が本に読まれているのではないか…私は一体何を言っているのか…?

今でこそこのような体たらくですが、子供の頃はまあそれなりに読んでいましたよ。気に入った本を何度も何度も繰り返し読むタイプでした。
小学校三年生の頃に買ってもらった『わたしアイドルになりたい(くらしき 里央)』という本もその一つ。
Amazonで書影を見てみたところ、そのあまりにも時代を感じる表紙に口から昭和を吐きそうになりました。でも発行はギリ平成でした。
この本が好きすぎて「みんなにも読んでほしい!」と教室の本棚に置いておいたら(※そういう制度があったのです)、クラスメイトの藤原さんに落書きをされて大喧嘩になったことを今でも覚えています。今でも覚えているのです。絶対に許さない。

四年生の時は、学校で読書の時間になるといつも『ともだちは海のにおい(工藤 直子)』という本を読んでいました。
イルカとクジラが出会い、友達になり、一緒に過ごしたり、離れて過ごしたり……物語のような詩のような、不思議なあたたかさのある文章でした。
転校に伴い友人関係が一気に切り替わってしまった時だったので、「ともだち」というものに何か思うところがあったのかもしれません。別に何もなかったかもしれません。

確か五年生くらいで何度も読み返していたのは『チョコレート戦争(大石 眞)』。
金泉堂のエクレア(エクレール)の描写がとてつもなく美味しそうで…たぶん私が今でもシュークリームではなくエクレア派なのはこの本が原因です。
残念ながら金泉堂は実在しないお店ですが、きっと私の大好きなリリエンベルグと同じくらい美味しいケーキを売っているのだと思います。リリエンベルグに行きたいな、引っ越してからは行けなくなっちゃったな。

六年生辺り以降は漫画をメインに読むようになっていったので、児童文学は卒業しました。そして社会人になると漫画もあまり読まなくなり、現在に至ります。
これだけ活字に親しんでいない私が短歌を始め、そして続けられていることは何だか不思議な気もしますが…まあ、短歌は短いからね!あっ今誰かを敵に回したような気がする。藤原さんかな。


チョコレートケーキを蹴ってぶっ壊す、みたいなラブレターだったんだ

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