役職定年がやってきた!
令和6年3月31日で役職定年となりました。
2月28日に内示があり、新しい勤務先が判明した、そんな状況をドキュメンタリー風に書いてみたいと思います。
1 準備と心構え
5年ぐらい前から少しずつ意識をしながら、「定年退職後(当時は60歳)は飛行機のそばで働きたい」と考えており、やりたい(雇われる)仕事の準備をしてきました。
途中で会社の制度が変わり、60歳で役職定年になり、65歳までは高齢再雇用だけではなく正社員も選択できるようになりました。
正社員といえども給料に違いがあり、シニアスタッフ、シニア1級~4級で金額が変わります。
シニアスタッフとなる場合、近所の倉庫で働いた方が、給料が高いので60歳での退職の選択肢も考えました。
2 希望調書
毎年9~10月に、会社へ社員申告書を提出します。うちの会社の役職定年は、60歳を迎えた年度末となります。ですので、全員が3月31日で役職定年です。(定年退職日も同じ制度です)
私の希望調書は、「正社員で残る」です。勤務地の希望は、家の近所のシステム運用センターにしました。
ちなみに同じ役職定年仲間の希望は、地元に帰りたいが1名、退職するが1名、本社に残りたいが1名でした。
3 転職の情報収集
2023年9月1日に東京ビッグサイトで行われた「セカンドキャリアフェア」に行ってきました。
情報収集のために、フェアに参加しました。
ひととおり各社のブースを見て回りましたが、メインは物流(宅配)、タクシー運転手、介護、警備、清掃がメインでした。
ブースを回っているときに警備の会社に声をかけられました。時間もあったので話を聞くと、空港警備をしている会社でした。今後の働き先に「空港警備」という選択肢が増えたのはうれしかったです。
2024年1月27日に東京国際フォーラムで行われた「転職フェア」に行きました。
事前の情報から、グランドハンドリングの募集があるのと聞いていたので参加しました。
残念ながら、条件に合う会社はありませんでした。
2024年2月6日に幕張メッセで行われた「成田空港関連企業合同説明会」に行ってきました。
午前の部で5社だけ聞くことができました。
全ての会社は60歳定年制でした。雇用延長はあるものの、新規の採用はないようです。
やりたい仕事(グランドハンドリング)に就くのは、年齢から考えると至難の技のようです。
4 いよいよ内示の日
(1) 2024年2月28日(午前)
いよいよ、内示当日。
朝からみんなソワソワ・ドキドキしています。端末もドキドキしていた
ようで、上手く起動できません。朝から不吉な予感が漂います。
本来の内示の通知は13時から始まるのですが、私の部署の通知者が役員
会議に出席するために、15時からとなりました。
私の部の通知者ですが、被通知者が多いため3パターンの方法になりま
す。
①上司Aから受ける。(本社以外に異動、役職定年者)
②上司Bから受ける。(他部への異動、管理者の異動)
③上司Cから受ける。(上記以外)
私の希望からすると①ですが、この通知方法だと内示通知を受けるまで
自分のポジションがわかりません。
(2) 2024年2月28日(13時~)
他の部や外の機関は13時から始まっているので、次々に異動の挨拶の電
話が入ってきます。当然、自分の異動がわからないのに、後任者から先に
電話が入るという事態も起きています。
私は役職定年のため、今のポジションは必ず空きます。しかし、私の後
任になる人からの電話がありませんので、後任者は②のパターンというこ
とがわかりました。
(3) 2024年2月28日(15時~)
内示通知がある社員の名前が呼ばれ、集まるように言われます。
当然ながら、私は①のパターンで呼ばれています。
私は9番目です。
ひとり、また、ひとりと部屋に入って内示通知を受けます。
私の前の人が部屋に入っていきました。
「次は私だ!」
しばらくすると、前の人が部屋から出てきました。
「MJさん」と名前が呼ばれます。
コンコンとドアのノックし、「失礼します」。
通知者の前に行きます。
「MJさん、4月1日で運用センター勤務を命じます。」
心の中で「やったぁ~」とガッツポーズ。
「役職は、シニア2級となります。MJさんには・・・・」
心の中で「3級じゃないんだぁ~」としょんぼり。
シニア2級だと、基本給は現在の約57.1%減です。つまり半分以下。
家に帰って妻に報告すると、妻からは「そんなに減るんだ。住宅ローン
を考えないとね」と言われました。正社員で残りますので、まだ退職金は
出ません。でも、そのために数年間準備をしてきているので、問題ないこ
とはわかってもらっています。
5 異動してみて・・・
私の役職としてのミッションは、会社(人事部)から提示されています。
もう管理者ではないのですが、異動後に伝えられた仕事内容には“管理者の役割分”もありました。
なんか違うなぁ~と思いながらも、自分のやりたいことを伝え、了承をいただきました。その中に、異動前の職場では出来なかった役職定年時のセミナーと定年退職後セミナーも入れました。
セミナーを受講する社員自身が、自分の未来に少しでも意識を向けてもらえると嬉しいです。
ところで・・・
4月の給料日に振り込まれる金額がわかりました。(4/17)
所得税は激減していましたが、社会保険関連は7月に改定されるので、引かれる金額はかなり痛いです。住民税も下がるのは来年だし・・・。
その結果、月々の住宅ローンの返済額より少ない振込額・・・(泣)
とりあえず、7月の社会保険の金額改定を待つしかありません。
シニア職でいられるのも最長3年間。これからは、自分の“これから”のための準備もしていくことになります。
まずは、自分のやりたい仕事へのアプローチ(就活)です。
とりあえずは(初めての)職務経歴書を作ろうと思います。
6 予告
就活の情報収集で転職行動をしました。やっぱり年齢の壁は厚かったという話をしたいと思います。
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