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ゴミ箱の蓋をすぐ閉めないとキレる。

アスペルガータイプの旦那は時として暴言を吐くことがあります。
それも、「え?なんで今急にキレた?」という感じで。。。

今日もゴミ箱にゴミを入れようとしていた子供がTVが気になりゴミ箱の蓋を開けたところで止まっていたら
「なにボヤっとしてんだよ!開けっ放しにしてんじゃねえよ!!あぁ!?」
と恫喝。
いつもそうなんだけど、ヤクザ映画で使うような言い方をするので、段階がなくいきなりMAXで怒っているように感じる。

私はちょうどお風呂に入っていて、お風呂の中でそれを聞き、
「あ~・・・なんて言うのが正解・・・?」と頭を抱えてしまったのでした。。。

まずはお風呂から上がって旦那と子供たちの雰囲気をチェック。
子供たちも慣れたもので(悲しいけど)キレても一瞬空気は凍るものの、まるで何も起きなかったかのように会話をつなげると割と酷くならないので今回もそう対応したようで思ったより空気は悪くない。

では、と私もなるべく明るくサラットと
「何かお父さんすごく大きな声だして怒ってるようだったけど何か大変な事が起きたの?」と旦那に投げかけてみる。

そうすると
「いや、子供②がTV見ててゴミ箱の蓋を開けたままいつまでも閉じないからさ」
と言うので
「ええ~?なんだそんな事ー?」と大げさに驚いて
「私には大したことに感じないんだけど何でダメなの?」と掘り下げてみる。

そうすると
「だってゴミ箱の蓋なんか開けても1秒から3秒だろう」
との謎のお答え。

出た出た謎のマイルール。

アスペルガータイプの人には「マイルール」があり、それに沿わないことをすると怒り出すことがよくあります。
しかも感情のコントロールが出来ない為、いきなり最高潮でキレる。

その「マイルール」はそれこそアスペルガータイプの人だけのルール。
他の人にはわからない細かいこだわりの事だったりするので、良く分からないことで急に怒り出した、という状況に多々なるのです。

でもこうやって聞くと自分なりにはちゃんとした理由があるみたい。
でもそれって本当に当たり前で普通でしなくちゃいけない事?

今回も子供たちを入れて話をしました。
アスペルガータイプの人と話すときのコツは、決して感情的にならない事。
こちらが声を荒げたり興奮すると必ず対抗して同じトーンで返してきます。
後は決してアスペルガータイプだけを責めない事
責めれば責めるほど人の話を最後まで聞くことが出来ず途中で反論し始めて会話が成り立たなくなります。

話し合いの結果、ゴミ箱の蓋を長時間開けていても死なないけど、ゴミを入れるところだから何となく出来るだけ早く閉めた方が気持ちがいいから心がけよう。
というルールがまた一つ出来上がりました。

我が家のルールは「普通はどうか」というよりも、お互いが気持ちよく暮らすための妥協点という基準です。
アスペルガータイプには「普通」は通用しませんからね。

正直、私なんかゴミ箱の蓋なんてどうでもいいけどね(笑)

あとはアンガーコントロール(怒りの制御)なんだけど、まだちょっとその話が出来る段階ではないので「ああいう言い方だとすごく怖くて嫌だった」とだけ、こちらは嫌な思いをした事だけ伝えておきました。

暴言を吐いてもこちらが感情的に返さなくてスルーして会話を続ければ割と空気はわるくならない、という事は本人には人を攻撃したり傷つけた自覚はないし、悪いことをしたって感覚もないですからね。
察することは出来ないので口に出して伝えます。

そういえば、旦那のお父さんもアスペルガータイプで、「何で割りばしが竹なんだ!!」って人に買いに行かせておいていつだったか正月早々キレてたっけな。
割りばしの素材なんか竹でもなんでもいいし、文句言うくらいなら自分で買いに行けっつーの。



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