Flying換気扇Button
ある日の暮れ方のことである。
水玉カエルは一人で、キムチ鍋が出来上がるのを、換気扇の下で待っていた。
辛くてしょっぱい食べ物が大好きな私にとって、キムチ鍋という存在は最高だった。
野菜も肉もモリモリ食べられて、カプサイシンも摂取できて、非の打ち所が無い。
アドレナリンもバンバンでるし、シメはうどんでも、ラーメンでも、雑炊でも良い。
何を入れても美味しい。そして、嬉しい。
ただ、そんなキムチ鍋にも一つだけ欠点があった。
それは、辛いことだった。
はい? ええ、間違っており