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かわいいと言えず必死に他の言葉をひねり出す

”自分、もうちょっとうまくやりなさいよ”と思うときがある、たまにね。
たとえば道端ですれ違う犬に「かわいいー」とはしゃぐ友人に驚愕したことがあるが、そういう方が好まれる場合もある。
友人の恋人の写真を見せられて、間髪入れずに褒めることができる方が人付き合いはうまくいきそうだ。

身内から赤ちゃんの写真が送られてきた。
本当に生まれたてで目も開いていない状態。
正直かわいいとは思えなかった。
猿というか岩のような顔だった。

無事に生まれたことの安心と喜びはあったが、まだ目も開いていない写真を見せられても困ってしまった。
かわいいと伝えられたらどんなに楽だったか。
なぜか「思ってもいないことを伝えるのは失礼」という生真面目な面が強く主張してきて、かわいいに代わる言葉を必死に考えて返信した。

毎回こんな真面目に考える方が疲れるのよ。
反射的に、赤ちゃん見たら「かわいい」、ペットを見たら「かわいい」、誰かの恋人やお子さんを見たら「ステキ」と言えるようにプログラムしてほしい。

正直なところ、返答に困るのは自分にとってどうでもいいことばかりなんだろう。
冷たい人とか性格が悪いと思われても、勝手に見せてきて褒めを要求してくる方がおかしいわ、と開き直る。

とはいえ今回のは、対面ではなくてLINEだったから助かった。
考える余地があるというのは助かるな。
表情も見えないし。

いまだにこんなことで悩んでる人っているのかな。笑
若いときの方がここまで考えていなかったのか、もっと楽に生きていた気がするなあ。

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