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エッセイ:~202112

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タイトルが自由律俳句(のつもり)のカジュアルなエッセイです。
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2021年1月の記事一覧

YouTuberになりたい

そう、まさにこれね。 正確に言うと、YouTubeに動画をアップすることでお小遣い程度でもいいから収入が欲しいんじゃ。 さらに言うとネット上で誰かとコミュニケーションしてみたいんじゃ。 っていうこと。 稼いでいる人ばかりフューチャーされてうっかり夢を見ちゃうけどさ、少し調べるとすぐに分かる。 無名の人で登録者数1万人は、そう簡単なことじゃない。 何年も続けている人でも登録者数が数十人、再生回数は平均数十回の人がたくさんいるよね。 あと調子良さそうだったのに、ぱたんと投稿が

一人暮らしにも飽きてきた

もう10年以上東京で一人暮らしをしている。 小さい頃の記憶なんてほとんどないから、東京での暮らしている方が断然長い。 実質”東京人”といっても過言ではないんじゃないかな。 一人暮らしは最高に気楽で良い。 というか軽く潔癖症で神経質な部分がある私は、他人との共同生活が難しい。 恋人でも友人でも一緒に泊まるのは一泊がギリ。 それもできればホテルや旅館など環境が整っている場所がいい。 自分の家でも誰かの家でも、極度に気を使うので苦手なんです。 そんなこんなで同棲やルームシェアな

土日とも雨か

土曜も日曜も雨っていうのは久々だった。 というか秋から冬にかけては雨の日自体が少ないのかな。 雨の日は体調を崩しやすいのであまり好きではないけれど、家時間を過ごすのに正当な理由ができるので有難い。(濡れるの嫌だから雨の日は外に出ないというルールがある…) ここ数か月、土日のどちらかの午前中にランニングをしている。 週末にランニングできなかったのはトレーニングをし始めてから初だ。 雨の日はトレーニングしないと決めているので、まずは”今週は走らなくていいんだ、ラッキー!”と思

マスク越しでも笑顔を届けたい

コンビニやスーパーなどの店員さんとは毎回ちょっとしたやり取りが発生する。 「ポイントカードをお持ちですか?」「袋はご利用ですか?」など。 マスクをしている上にビニールのカーテン越しのやり取りなので、声が全然伝わらないことがある。 なので最近は顔を大きく振ったり、頷いたりして伝えるようにしている。 実は私、そういうちょっとしたやり取りすら煩雑に思うくらいのめんどくさがり屋だし、コミュニケーション避け性(?)なのです。 ラリーを最短で終わらせるためにポイントカードはなるべく作ら

ラスイチだと思っていたアイスが見当たらない

夏に食べるアイスはもちろん美味しいけど、冬に食べるアイスも美味しくない? 冬でもダウンを着て散歩していると、思いのほか暑くなってじんわり汗をかくことがある。 そんな時につい手に取ってしまうのがアイス。 だってコンビニのいつもの場所に売ってるんですもの。 冬に食べるアイスはシャリシャリなシャーベットよりも、ミルク多めの濃ゆいアイスクリームがぴったりだ。 エアコンでポカポカしている室内で、ひんやりアイスを食べるのが最高。 最近は買い出しが面倒だし、まとめ買いをしているのでよ

諦めない心で大吉を引き当てる

神様とか宗教とか日頃から意識していない人にとっては、初詣ってある種イベント的な位置づけにある気がしている。 お正月になると込み合う神社に向かい、お賽銭を投げておみくじをひき、帰りに屋台のたこ焼きや焼きそばを買って帰るというイベント。 そういえば、地元の神社では大晦日の夜から三が日にかけて神社付近に屋台がずらっと並んでいるが、東京ではあまり見かけたことないな。明治神宮近くには何軒かあったっけ。 都会にはそんなスペースないから、田舎特有の光景なのかもしれない。 家族とお参りに

頭痛い。お腹も痛いし腰も痛い

ついでに気持ち悪くなるし、むくむし、便秘がちになるし、食欲爆発するし、眠れなくなるし、イライラするし、泣きたくなるし。 私は完全にホルモンに支配されている。 この支配から一生抜け出せないのは分かっているので諦めているけど、それでも毎回わーわー騒いでしまう。 聞いた話、子宮ってたった数十グラムしかないんだってよ。 そんな小さな臓器に操られています。 それでも私は今日も、今月も、生きていくのです。 宇宙行くとかAI進化とかよりも先に人体のアップデートをお願いしたい。

またぎゅうぎゅう詰めで届いた

ひとり暮らしあるあるなのか。 大学から実家を離れ、社会人歴も順調に重ねているが、いまだに実家から食材が送られてくる。 お米もお餅もその他の日用品も、東京ですべて揃うのに。 自分で買うことだってできる。 でも、”送るよ”の連絡がくると、断れなくて送ってもらう。 マメに連絡とっているわけじゃないから、これも大事なコミュニケーションな気がしている。 隙間があると何かしら詰め込んでくるので、毎回何が入っているのか実は楽しみだったりして。

掃除後の一息。この髪の毛は見ないふり

どんなに綺麗に掃除したつもりでも、すぐに現れる髪の毛。1ミリにも満たないほっそい奴なのにものすごい存在感。目について仕方がない。 以前からなぜか落ちている髪の毛がものすごい気になるタイプでして。ホコリの塊よりも髪の毛一本の方が無性に気になる。なので見つける度に一本一本拾って捨てていた。 腰くらいまでの超ロングヘア時代があったので、それで余計に気になったのかもしれない。同じ一本でもショートとロングではその量にだいぶ差がある。 今はロングヘアではないのだが、相変わらず髪の毛が

29日に歯ブラシを替える

月曜日になったら、来月になったら、来年になったら。みんな区切り良くとか験担ぎが大好きだ。それが年末年始となったら、普段の何倍もの特別感がある。1月1日が持つパワーはすごい。まるで新年になったらすべてがリセットされて、さらにパワーアップするような気さえする。 なぜか毎回歯ブラシを替えるタイミングを失う。まだ使えるから、というもったいない精神が邪魔をしているのかもしれない。月に一度は替えようと思っているのに。 ブラシ先の広がりを感じた時、何の考えもなしに新しい歯ブラシに替えた

三輪車に煽られる中年ランナー

ランニングはしんどい。走っている間は暇だし、どんどん体が重くなるし息が上がっていく。今は週に1回、近所の川沿いを約1時間走っている。半分くらいは歩いているのだが。 楽しくないのになぜ走っているのか。自分でもその理由が分からなくなってきた。たしか友達がいつの間にかフルマラソンに挑戦するほどランニングにハマっていて、みんなで前泊して地方大会に参加しているのがうらやましかったからだったかな。私もまぜて!くらいのノリで始めた。ちょうどキックボクシングのジムを辞めたところで運動不足も

生活音が帰って来た

年越しのマンションは静かだった。 下の階から響くテレビの音が聞こえない。 隣の部屋のドアを開ける音が聞こえない。 毎朝誰かがシャッターを開ける音が聞こえない。 いつも聞こえてくる生活音が消えた。 今このマンションには自分ひとりしかいないのかもしれないというドキドキと、取り残されたような不安を感じた。 寂しさにも慣れた頃、隣の部屋でシャッターを開ける音がした。 下の階からはテレビの音が聞こえてきた。 特別な時間は終わって、日常が戻ってきた。