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なぜ、「教員」とは別の道を歩もうと思ったのか

 僕は教育学部に通う大学3回生です。教育学部に通っていたこともあり入学当初は教員を目指していました。しかし、今は教員とは別の道に歩もうとしています。

 もし教員になるか迷っている人や就職をどうしたらいいか分からない人、教育に興味を持っている人、僕に興味を持っている人がいれば、こんな選択肢もあるんだと思って読んでくれたら嬉しいです。

①教員とは別の道を歩もうと考えたキッカケ

 私は教員一家に生まれました。父も母も2人の姉も教員です。だから小さい頃から教員という仕事を身近に見てきたし、いい意味でもわるい意味でも教員の裏側を21年間ずっと見てきました。子ども一人ひとりに対して本気で向き合い悩んでいる姿、鬱になってしまった教員をどうにかしてあげたいと必死に考える姿。本当にかっこいいなぁと思ったし、教員という仕事は素敵だなと思いました。その反面、教員の人たちの業務量や時間外労働の多さ、教育委員会や保護者からの圧力、教育をなんでも学校に押し付ける日本の社会の風習など学校の大変さもリアルに見てきました。3回生の時に行った教育実習でそれが確信に変わりました。家庭も地域もそれぞれで大変で余裕がない現状も分かっています。だからこそ、学校・家庭・地域がみんなで助け合うことで、こどもたちが生きやすい環境になると思います。もちろん、企業や行政もです。そこで、私はその学校や家庭、地域、企業、行政をつなぐ、架け橋を作りたいと思うようになりました。学校ではない第3の立場から教育を変えていきたい。
みんなが安心して繋がれたり生きていける場を作りたい。
これが私が教員とは別の道を歩もうと考えたキッカケです。

②どんな「居場所」をつくりたいのか

 場をつくりたいと言いましたが、一言でいうと「フィルターのない自分らしくいられるアザープレイス」を僕はつくりたいです。

詳しく説明すると、フィルターのない=人の目を気にしなくていい、という状態です。僕は小さい頃から人の目ばかり気にして生きてきました。いい子でいなければならないと思い、親の目や先生の目を見て行動していたり、中高生時代の過剰ないじられキャラの影響で友達に嫌われないように生きてきたり、野球時代も監督に好かれようと機嫌を損ねないようにこびをうったり、高校を卒業をするまではそんな人生でした。友達も多かったし楽しいこともいっぱいあったけど、どこか心の中でずっとしんどい状態でした。誰も信じられない状態でした。
しかし大学に入り、ある団体に入ってから僕の人生が少しだけ変わりました。そこはCLUB ATTRACTIONというこどもとイベントやキャンプをしたり、その企画運営をほとんど大学生がやっている400人(学生とこども)の団体です。ここでは、なぜか人の目を気にせずに自分らしくいれました。なんでかはわかんない、ただ僕にとってはここが大切な第3の居場所でした。親にも先生にも本音で相談なんかしたことなかったけれど、ここにいる人には相談できたし、自分の思いを真っ直ぐ聞いてくれる人がいた。またここの団体の事業のひとつとしてこども食堂をしています。そこに来るこどもたちはとにかくヤンチャで、僕らの言うことなんて全く聞きません。ここの子達は大変だなぁと思っていたのですが、ある日、その子達が通う小学校にボランティアで授業支援に行くことがありました。僕はクラスに行くとこども食堂に来ているこどもを見つけました。しかし僕は異変に気づきました。こども食堂ではあんなにヤンチャしていた子が授業ではめちゃくちゃ大人しく静かにしていたのです。その時僕は、この子にとってストレス発散できたり、自分を主張しわがままが言える場所はこども食堂なんだと気づかされました。僕やこの子のように、CLUB ATTRACTIONのような自分らしくいられる居場所が他のみんなにもひとつは絶対必要だと思っています。それはこどもや若者だけでなく社会人も同じことが言えると思います。家庭や学校、仕事場で本音で相談できたり話せたりできる居場所がある人はそれでいいと思います。でももし、その居場所がそこにない人や他にもほしい人がいるのなら、その人達に安心できる居場所をつくりたいし、第3の居場所がダメなら第4、第5、、、と他の他の場をつくりたい。僕はそう思っています。特に僕はオンラインでの場づくりをしたいと考えています。具体的なことは秘密ですが、もうすぐ4Gから5Gに変わる時代でオンラインの可能性は無限大になると思っています。オフラインも大切だしそれもつくっていきたいけれどもそれとセットで誰もが24時間どこででも入れる最初の一歩が踏み出しやすい世代を超えたオンラインの居場所を必ずつくります。それをオフラインでの場づくりをしている会社の中で必ず新事業として提案し成功させます。

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③教員の道をやめて就職はどうするのか。

 結論から先にいうと僕は教育系のベンチャー企業で働きたいと考えています。教員にはならないけれど教育の仕事はしたいという思いからこの決断に至りました。最初は教員じゃないなら何になりたいのか分からなかったです。だからとりあえずマイナビを登録し合同説明会に行きました。就活と言えばで誰もが考えることをやりました。インターンにも応募しました。でも大手ばかりで、全然その会社に行きたいと思わなかったし、まず書類審査で落ちるし、エントリーシートも教職のことしか勉強してこなかった僕は資格や実績など何も書けず、絶望を味わっていました。 あ、就活無理だ。と.....

ある日、そのことをある人に相談すると、「え、じゃあ直接会いに行けばいいじゃん、大学生の特権、存分に使いな」と言われました。僕はずっと会社を調べてしかいなかったのですが、その日から人を調べるようになりました。会社規模になると大学生の僕が関わろうと思うとできることが一般応募のインターンくらいなのですが、何かをやっている人に興味を持ち関わろうとすると色々なことができました。その人のイベントに参加する、直接メッセージを送り、お話をさせてもらいに行く。結構簡単に会えるのだなとびっくりしました。これが大学生の特権か!とww。社会人や大学生いろんな人に繋がることで、その人からまた別の人に繋げてもらえたり、ご縁があって一緒にプロジェクトをやらせてもらえたり、推薦でインターンとして会社と関わらせてもらったり...などなど。あの助言のおかげで、視点が変わり、行動することができました。その行動が自分のセカイをガラッと変えてくれました。一期一会ってすごい、出会いって奇跡の連続なんなんだなと。まだまだ右も左もわからない状態ですが楽しんでます。

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④みずのたくみは何を伝えたかったのか

 伝えたい人は何かの選択で悩んでいる人です。例えば、教育学部に通う大学生で本当に先生になりたいのか分からなくなった人、悩んでいる人。

大学生が一番価値観が変わる時なのに、高校3年生で決めた進路をそのまま進んでいいのですか?
あなたは教員が天職だと言いきれますか?
自分には就活は無理だと諦めてませんか?
他人を理由に自分の思いにフタをしてませんか?

一度、立ち止まって自分に聞いてみてください。           

一度、立ち止まって自分に聞いてみてください。            

僕もちょっと前まで同じ気持ちでした。                

でも、勇気を振り絞って1歩踏み出せば、                セカイががらっと変わるはずです。
だって、日本には412万8215企業あるのだから、     
きっとあなたが夢中になれるところがあるはず。
立ち止まって考えてみたからこそ、教員になりたいという思いが強くなるかもしれない。               
あなたにとっての幸せのカタチがあるはず。              
もし、どうしたらいいか分からなかったら僕に聞いてください。     
僕も未熟だけどできることはあるかもしれない。一緒に考えたい。    
あなたと社会の架け橋になれるかもしれない。

それも大きな1歩だと思います。 

2019/12/18

水野拓海(みずのたくみ)

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