シャクナゲが咲いた 31 マンボウ 2018年4月16日 22:24 まるで折り紙のような開花直前のシャクナゲの蕾 ところどころに咲き始めているとこもありました。シャクナゲは漢字では「石楠花」とか「石南花」と書きますが、中国では別名「千年紅」「扇骨木」とも呼ばれるバラ科の別の植物をさします。どうも昔、文献だけで日本人で誤認したのが由来らしい。 中国語では杜鵑花(Dùjuān huā)だそうです。咲き始めるとまるでポップコーンのように次々と開花します。野生種にも亜種が数多く存在し、園芸種には百以上の品種があるそうです。 漢方薬の石南(オオカナメモチ)の葉には利尿・強壮の薬効があるそうですが、シャクナゲ(石南花)の葉にはなくむしろ毒性があるそうです。 咲く前の木の様子はこんな感じ。こちらは日本に漢方の文献を見て誤認するくらい昔からある種でしょうが、原産種の出自はヒマラヤ。そんな訳でネパールの国花でもあります。もともと広く分布していたにでしょうが、プラントハンター達によってヒマラヤから西洋に持ち帰られ、世界中に広まった種も多そうです。 満開時の様子はこちら。花が咲くと、まるで違う木になります。英語は、Rhododendron(ロードデンドロン)で「バラの樹木」の意(但しツツジ属全般を指す呼称)。シャクナゲは花の形からも分かるように、ツツジ科の植物であってバラ科ではないのですが、山の女王(花言葉は「高嶺の花」)と呼ばれるだけのことはありますね。 #写真 #散歩 #花の写真 31