圧巻のインスタレーション、塩田千春展
「魂がふるえる」(英語:The Soul Trembles)と題された、ドイツをベースに活躍している日本人アーティスト塩田千春さんの大規模な個展が森美術館で開催されていたので見てきました。
著作権に引っ掛かるビデオ作品以外は殆どが撮影可能だったで、あれこれ夢中になって撮影していました。多少、駆け足気味でしたが、それでも気がつくとたっぶり1時間以上は過ごしていました。
絵やオブジェクトも多数展示されていましたが、何と言ってもインスタレーションの凄いこと、凄いこと。思わず「こりゃ、凄い」と声が出てしまいました。
大きな部屋いっぱいに張り巡らせられた赤い糸
ブラインドの影が、顔にも映っているのかなと思ってよく見ると
なんとマメ科の植物の種の鞘で作られています
燃えるピアノの説明とともに
燃え落ちたピアノと
椅子たち
そして黒い糸
説明があると少しホッとします
私が一番面白いと思ったインスタレーション。解説は、ネタバレになるのでやめておきますね
窓です
カバンです
ミニチュアです。
これは何かなぁ
赤い糸、黒い糸
それは束縛?
運命の糸?
がんじがらめかどうかも分からないもの?
それとも、昔の記憶を辿る糸?
ふだん見えないけれど確実に覆っているもの?
アートって人の心を揺さぶります。むしろ人の心揺さぶるものがアートと言った方が正しいかも知れませんが。それも言語の壁を超えて。
来ている人も日本人以外が半分くらい。でも心揺さぶられているのが態度や会話から分かります。周りから聞こえてきた言語は、日本語半分弱、中国語3割弱、英語2割、韓国語1割と言った感じでした。
ちらっと見ただけで、とてもとても消化など出来ていませんが、それでも良かったですよ。
是非とも行ってみて下さいね。