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著作権の©マークは不要?知られざる真実に迫る!

多くのライターさん、デザイナーさんにとって、
©(Copyright)マーク
は著作権(ちょさくけん)を意味する表示として認識をされていると思います。

「よし!©マークを入れれば、著作権を守れるぞ」

そう思っているあなた。

実は日本を含め多くの国では、著作権の©マークを表示しても法的な拘束力がないことをご存じでしょうか。

もし、
「え?そうなの??」
と思われた方。

著作権について誤って理解している可能性があります。

そのままだと著作権違反と言われてしまうかもしれません。

今日は3分で解説。
「著作権の©マークは不要?知られざる真実に迫る!」
をお届けします。

本題に入る前に簡単に自己紹介です。

水崎の簡単な自己紹介
・オンライン秘書として法務、採用、広報として活動。
・サラリーマン時代の7年間を経営、人事で過ごす。
・現在は起業し企業やDAOのバックオフィスを支えています。

※お仕事のご相談はこちらから※

1、©マークっていらないの!?

結論:©マークは不要です。

日本では作品を創作した時点で著作権が自動発生するからです。

著作権を争うようなことがあったとしても、いつ、誰が作成をしたのか分かれば大丈夫。
©マークは不要というのが日本の立場です。
(ベルヌ条約というのに入っているからだそうです)

じゃあ、万が一誰かがパクったら?

万が一、あなたの作品がパクられているとなったら、なにを根拠にすればいいでしょうか。

それは
・作品のメモ
・作品の下書き
・調査ファイル
などです。

創作過程が明らかであれな、「私のです」と主張しやすい。

メモなんてないよ…

メモなどを捨ててしまうこともありますよね。

現実的に、過去の作品の根拠書類を残すのは面倒です。

そこで提案したい方法2つ。
①デジタルの下書きはデータとして保管。紙のメモはPDFで保管。
②文化庁の著作権保護制度を利用

文化庁の著作権登録制度とは、本来自動発生する著作権を国に申請し、残しておく方法です。

これなら万が一にも盗作で戦うことにあっても、根拠として明確になります。

2、そもそも著作権って?

著作権はデザインや動画、記事などの作者が作った作品を守る法律です。

著作権で守られるのは大きくふたつ。

・著作物(ちょさくぶつ)
・著作権者(ちょさくけんしゃ)

作者が作った作品だけでなく、
作者も守られるのが著作権です。

サクッと解説すると

著作権を持っていると、他人が勝手に作品を使ったり、自分のものだということはできません。
また、作品を使ってお金を稼ぐことができるのも、著作権を持っている作者だけです。

作者の立場だと作った作品を他人が自由に使われては商売ができません。
そのため作品、作者を守るのが著作権です。

詳しくは別記事で解説しているので。よければどうぞ。

3、NFT業界でも著作権・盗作は身近な課題

実は著作権の問題ってどこにでもあるんです。

その一例として以下の事例をご紹介します。

「ウラベ ロシナンテ」さんの記事に詳細はありますので、詳しく知りたいかはウラベ ロシナンテさんの記事をぜひご覧ください。

要約すると
・ロシナンテさんの作品を海外の方に同じデザインで作成をされてしまった
・作成されただけでなく、NFTのデパートで販売されそうになった

このようなことがNFT業界でもあります。
NFTは素晴らしい技術です。
しかし、使う人のリテラシーが問われますね…

ここから学べる事は、

人の作品を勝手に商品化してはいけません。(当たり前…)

もし、自分の作品が盗作されたと感じたら、相手に個別連絡。
使用や販売を停止させることが重要です。

ちょっと面倒かもしれませんが大切な作品を守るため、一緒に頑張っていきましょう。

まとめ

©マークについて解説してきましたが、©マークは国内では不要です。

・国内では著作権は自動発生
・万が一のパクリ対策としてメモや下書きを残しておく
・文化庁の著作権保護登録制度を利用する

大切な作品を守るためにもぜひ活用していきましょう。

それではまた明日!

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