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デザインを盗用され勝手にNFT化された話

ハァイ!みんな元気かな?

今回は直近であった「ボクセルアートのデザインをパクられてNFT化された話」です。
後ほどTwitterでも周知するためのツイートをする予定です。
まずは記録としてこちらから書いています。

■NFTについての軽い説明

NFTについて軽く説明するとNFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)といって、ブロックチェーン上で発行された代替不可なトークンのことです。
トークンとはブロックチェーン技術を用いて発行された暗号資産のことを指します。
NFTはその名の通り代替不可なので唯一無二のものになります。
誰が発行して誰に渡ったかがわかります(一応)
そして一度発行すると基本的に削除ということはできません。今後も残り続ける可能性が高いです。
詳しくは調べてください。

■今回何があったか

今回は私のVoxel DogsのデザインがほぼほぼパクられNFT化され、Twitter上での宣伝に「私がArtstationに投稿した画像を無断で使われた」というものです。

3DPuppiesは私ではありません(現在はアカウントを削除済みです)

スクリーンショット 2021-05-16 21.01.54

私がArtstationに投稿したもの↓

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そしてVoxel Dogsをプロジェクト化してOpenseaで販売しようとしていました。おいおい。

スクリーンショット 2021-05-16 20.54.55

まぁ結果的に言えば、相手から謝罪がきてTwitterのアカウントの削除とOpensea上でのリスト化の取り消しが行われました。
相手の言い分です。

「ネット上で様々な犬のボクセルデザインを見た。あなたのデザインは素晴らしい。真似するのが悪いことだとは思ってなかった。友だちになりたい。一緒に仕事をしよう(要約)」

いや、友達にはならんだろ。
本人が言うには未成年らしいですが、未成年であってもダメなものはダメですよ。
盗用したくなるほど良い作品だ、という見方もありますがそれはそれ、これはこれです。ダメだよ。
まぁまだ販売はしていませんでしたし、謝罪と削除はしてもらえたので騒ぐつもりはありません。

この記事ではNFTアート、クリプトアートでの盗用に関して考えたいと思います。
これは個人の意見ですが、著作権を侵害しているNFTは多数見られますので考える機会になっていただければと思います。

■盗用問題について

まずデザインをまるっと盗用するのはどう考えてもNGです。
無断転載とかもそうですね。ダメです。著作権については下記のサイトがわかりやすいかと思います。

判断に迷うのがまるっと盗用したのではなく、一部デザインを「参考」にしたというものです。
ここの判断が難しくて、シンプルなデザインほど真似されやすく似てきます。
今回はあちらから謝罪がきたのでこじれませんでしたが、ここがこじれやすい部分でもあります。
最終的にはもう「買う人に判断してもらう」という感じになってしまうので難しいですね。
デザインの盗用、模倣問題は国内でも難しいので海外になってくるともう大変です。
そのあたりの判断基準や対策について詳しい方がおられましたら、コメント等で教えていただけると助かります。

■現在のNFTアート、クリプトアートでの盗用問題

現在のNFTアート、クリプトアートでの盗用問題についてはもう購入者側のモラルに頼るしかないと思います。
そしてサイトでの表示が削除されてもどこかにそのNFTは残っているかもしれません。表示されていないだけという可能性があります。(詳しくはブロックチェーンやIPFSという言葉で調べてください)

盗用するクリエイターもどきが悪いのは当然です。
一方でコレクターさんにわかってほしいのは、盗用であろうものを購入するのは、その行為を認めたことになります。クリエイターに対する侮辱と言ってもいいでしょう。
自分の作品がどこかの誰かによって発行され、その人の物であるということが永遠に残り続けるかもしれないんです。クリエイターにとっては恐怖でしかありません。
もしかしたら「これは盗用です!」という周知をすればどうにかなるかもしれませんが、もし相手が自分よりも有名で影響力があったら?
怖いですね。考えたくもない。

■もしも盗用されたら

とりあえずまずは相手の情報をできる限り記録します。
そして自分が使える証拠を考えましょう。
それから各サイトから通報するといいと思います。
盗用されたときに証拠として使えるとしたら、SNSやポートフォリオサイトにアップロードしたことを示す画像かもしれません。
SNSやポートフォリオサイトはアップロードした日付や年が書いてあることがほとんどなので、それをスクリーンショットとしてとっておくと良いでしょう。

スクリーンショット_2021-05-16_21_06_04

Pixivとかだと日付まではいってます。
最悪なパターンとしてはスクショとしてとる前にサイトへ相手から違反報告をされて削除される、というものがあります。自分の作品が自分の物だと証明できなくなりますね。
できれば見ている層が違うサイトにアップしておくほうがいいですね。Twitter、Instagram、Pixiv、Artstation...などなど。

■界隈へのネガティブな影響が出る

盗用したものがNFT化されるとNFTに関してネガティブなイメージがつき、クリエイターが離れていく要因のひとつになりかねません。
クリエイターが離れるとコレクターもいなくなるかもしれませんね。

何が言いたいか曖昧になってしまいましたが、NFTには盗用されて販売されているものもあるということを知ってほしいです。
そしてそれが永遠と残り続ける可能性があり、クリエイターからするとそれは恐怖だということを覚えておいてほしいです。
正直、私がこういうことが何回もあったら嫌なイメージを持ったまま離れると思います。

今回の件に関しては私はめちゃくちゃ証拠を持っているので、ことを大きくしようと思えばできると思います。
ですがそれは私がやりたいことではないのでやりません。今回はお金のやりとりも発生していませんし、相手が謝罪し削除したので。(NFT自体は残っているかもしれないので許しませんが)
皆さんにはちょっと知ってもらいたいなと思って書きました。


クリアなNFTアート、クリプトアートを楽しみましょう。


追記です(2021/05/19)
相手の言い分は全部信じていません。なんとでも言えるので。
ただこれ以上どうこうするのも私のストレスになるだけなので記事と注意喚起ツイートぐらいで終わるつもりです。
対応するのにもエネルギーが必要だということです。
こんなことのためにこれ以上エネルギーを使うつもりはないです。幸いあまり騒がなくても良さそうなので。
以上です。


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