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eスポーツ業界で仕事をする上で知っておきたい『市場規模』のお話

はじめに

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Twitterで時々、eスポーツを仕事にしてみたいという相談メッセージを頂くことがあります。正直どんな業界なの?どんな仕事があるの?っていう方々が多くいるんだと感じました。

eスポーツに興味があって、仕事にしたいと思える人口が増えて、優秀な方々がどんどん業界に入ってくれれば、今より更に良い業界になっていくと思い、このような記事を少しずつ公開していきます。

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前回記事

前回はどんな仕事があるのか、について書きました

今回のテーマは『市場規模』

メニューバー_テーマ市場規模

日本におけるeスポーツの市場規模がどのくらいなのかをその他の産業の市場規模と比較して知りましょう』というのが今回のテーマです。

市場規模を知ってどうするの?ってお話ですが、自分の生きてる時間の2/3を使うであろう「仕事」なので自分の時間を投資していると言っても過言ではありません。この業界がどうなるのか、それは自分の人生を左右するものだと思います。

就職は株式投資と同じでしっかり見極めて成長できるところや今後伸びるであろう会社を選んだ方が給与も良いし、仕事も楽しいとも思います。

日本のeスポーツの市場規模に近い産業

メニューバー日本のeスポーツの市場規模と近い産業

2020年2月13日にKADOKAWA Game Linkageから日本の市場規模とこの先の予測が発表されていました。

2019年の市場規模は前年比127%の61.2億円とのことです。
参考:2019年日本eスポーツ市場規模は60億円を突破。~KADOKAWA Game Linkage発表~

この数字が実際どのくらいの数字なのかというと、「年越しそば・うどん」と同じくらいだそうです。(全然わかりませんね)
参考:年越しそば・うどん市場規模推計を実施(2018年)

ちなみに恵方巻は173億円だそうです。(関係ないですね)
参考:恵方巻きをはじめとする「節分の寿司」市場規模推計を実施(2019年)

これだけだと、大きいのか小さいのか、わかりにくいですね・・・

市場規模をスポーツ分野と比較

メニューバー市場規模をスポーツ分野と比較

スポーツ分野の市場規模をみてみると、

Jリーグは 1,257億円です。eスポーツの20倍ほどの市場規模になります。さすがJリーグですね。
参考:2018年度 Jリーグ クラブ経営情報開示資料

2015年に発足したBリーグは 195億円です。eスポーツの3倍ほどの市場規模です。
参考:B.LEAGUE 2017-18シーズン(2017年度)クラブ決算概要 B1クラブ

eスポーツは2018年が元年だと言われているのでまだまだこれからの業界ですが、スポーツ分野と比較すると小さい業界だと言えると思います。

(プロ野球は見つけられませんでした・・・)

市場規模を家庭用ゲームなどの娯楽と比較

メニューバー市場規模を娯楽と比較

eスポーツのライバルとも言える娯楽関係と比較してみます。

音楽ライヴの市場規模は 1,573億円だそうです。(もっとあるもんだと思っていました。)
参考:ライブ市場調査/ダウンロード

アニメは 2,900億円とされています。
参考:「オタク」の主要分野のうち、アニメ市場とアイドル市場は今後も拡大傾向

映画は 2,612億円とのことです。アニメより少ないんですね。
参考:2019年(令和元年)全国映画概況

ゲーム系のお話をすると、

家庭用ゲームは 4368.5億円 です。ゲーム業界って本当に大きいんですね。
参考:2019年国内家庭用ゲーム市場規模は4368.5億円。前年比100.6%で微増。ソフト市場は3年連続プラス成長。

PC&コンソールゲーム機のオンラインゲームは 773億円 です。スマートフォンを除くオンラインゲームの市場は少しずつ小さくなっている様です。
参考:「JOGA オンラインゲーム市場調査レポート 2019」が本日販売開始

やはり、業界としても成熟している娯楽と比較してみたらとてつもなく小さい業界に思えますね。

まだ、どんな感じかわからない?

メニューバーまだ、どんな感じかわからない?

そんな知らない業界と比較されたってわからないよ!って人は現在自分が働いている業界の市場規模を調べて比較するとわかりやすいかもしれないですね。

(学生の場合はバイトでもいいですし、なんとなくやってみたかったこととか調べてみるのもありかと思います。)

成長する予測

メニューバー成長する予測

あくまで予測ですが、KADOKAWA Game Linkageが発表した内容には、2023年において153億円もの市場規模になるとありました。

また、経済産業省がJeSUに委託して行っている「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」では、eスポーツの直接市場に加えて、エコシステム領域における経済活動、波及領域へ及ぼす経済効果を含め、2025年に2,850から3,250億円規模を目標とすると発表しています。
参考:JeSU「日本のeスポーツの発展に向けて~更なる市場成長、社会的意義の観点から~」

市場規模からわかることって?

メニューバー市場規模からわかることって?

現状は、まだまだ業界としては小さいのですが、3000億円規模となる可能性のある業界とのことです。

だから「eスポーツ分野で就職した方がいい」っていうお話じゃなくて、現状は小さいけど伸びしろがあるということを知って参入した後のギャップを無くして欲しいと思っています。

ゲームというカルチャーの形はどんどん変わっていきますが、それ自体はなくならないと思うんですよね。特に対戦ゲームって無くならないと思っています。なので、このタイミングで意欲高く業界に参入できれば、その人の強みになると思っています。

仕事にするリスク

メニューバーリスク

市場規模が小さいからリスクがあるというのは安直な考えだとは思うんですけど、まだまだ小さい会社が多い業界なので現在の状況の影響でイベントが中止になって苦労したり、周りの変化に耐えきれず人員整理しなければいけないケースもあると思います。

そのリスクは知っておいて欲しいです。

まとめ

メニューバーまとめ

・現状の市場規模は年越しそばと同じ約60億円と小さく、リスクがある
・経済産業省の発表では波及領域を含めて2025年に3000億円規模を目標
・伸びしろある業界なので意欲高く業界に参入できる人は強みになる

連絡先

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