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飲食店の店長に必要な計数 第2部

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人件費管理に必要な計数をまとめています。多くの会社では労働分配率を基準に人件費を管理されている所が多いですが、お店で毎日の人件費を管理、調整するには人時売上高(にんじうりあげだか…
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#売上高人件費率

復習問題⑳人件費管理⑧

復習問題⑳人件費管理⑧

復習問題⑲では14日の時点で人件費を分析した場合に

すでに手遅れ(笑)という状態になっておりました。

もっと早く、売上と人件費のバランスを検証して

対策を講じることが出来れば結果は違うものになっていたでしょう。

そこで使用するのが人時売上高と売上高人件費率です。

日々の売上と人件費を分析する事でいち早く問題点に気が付くことが出来ます。

復習問題⑲はこちらを参照してください。

多くのお

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復習問題⑬人件費管理③

復習問題⑬人件費管理③

人件費に対して必要な売上総利益と必要な売上高を求める問題です。

人件費÷労働分配率=必要な売上総利益

売上総利益÷売上総利益率=必要な売上高

で求めることが出来ます。

人件費1,500千円÷労働分配率30%=売上総利益5,000千円

売上総利益5,000千円÷売上総利益率65%=売上高7,692千円

復習問題⑫人件費管理②

復習問題⑫人件費管理②

必要な人件費は売上総利益×労働分配率で求めることが出来ます。

売上高9,000千円×売上総利益率65%=売上総利益5,850千円

売上総利益5,850千円×労働分配率34%=1,989千円

復習問題⑪人件費管理①

復習問題⑪人件費管理①

労働分配率の求め方です。

労働分配率=人件費÷売上総利益で求めます。

売上高×売上総利益率=売上総利益

12,500千円×60%(0.6)=7,500千円

人件費2,400千円÷売上総利益7,500千円=0.32

労働分配率32%です。

売上高人件費率の求め方③

売上高人件費率の求め方③

人件費管理は店長の大切な業務の一つです。

ただ売上高に応じて人件費を削減すれば良いというものではありません。

スタッフの雇用を守る人件費管理も大切な業務だと考えます。

かかる人件費に対して目標の売上高を設定し、

売上高の達成を目標とするのも人件費管理のひとつです。

今回の問題は

かかる人件費1,800千円に対して必要になる売上高を求めます。

人件費÷売上高人件費率=必要な売上高

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売上高人件費率の求め方②

売上高人件費率の求め方②

売上高×売上高人件費率=使用できる人件費

を求めることが出来ます。

8,500千円×20%=1,700千円

労働分配率との関係は

労働分配率×売上総利益率=売上高人件費率

例)33.3%×60%(0.6)=19.98%

売上高人件費率÷売上総利益率=労働分配率

例)20%÷60%(0.6)=33.33..%

多くの会社では労働分配率を目安としていますので

労働分配率を売上高人件費

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売上高人件費率の求め方①

売上高人件費率の求め方①

労働分配率を人件費の基準にしている会社は多いのですが、

正確な労働分配率を求めるためには売上原価を求める必要があります。

毎日の売上や月の途中での基準として利用できるのが売上高人件費率です。

単に人件費率と呼んでいる会社もあります。

労働分配率は売上総利益に占める人件費の割合ですが、

売上高人件費率は売上高に占める人件費の割合です。

人件費÷売上高=売上高人件費率で求めます。

売上高

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労働分配率

労働分配率

店長の重要な業務に人件費管理があります。

売上に対して人件費が適正に使用されているかを把握する為には

基準となる指標が必要です。

その指標を超えて人件費を使用していれば削減する必要があります。

その基準となる指標にはいくつかありますが、

一般的に多くの会社で使用されるのが「労働分配率」です。

労働分配率は売上総利益に占める人件費の割合です。

公式は

労働分配率(%)=人件費÷売上総

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