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VRChat用のアバター作成の備忘録:22 以上で記録終了とする。

Blender編、Unity編の製作は完了したので、これにてアバターは完成です。販売する時の作業などはまた違う話になるので書きません。完走した感想……とか苦手なので、記録として残しておいたものを見ていきます。

実際にかかった時間について

実際の時系列としては、最初のラフ絵を描いたのが8月25日、アバター製作の全行程が終了したのが10月31日です。途中でAC6発売ゲーム休暇やVket当選&ブース作成休暇が入りましたが、約2か月ほどかかっています。

細かく見ていくと
ラフ絵 08/25
モデリング開始 09/02
テクスチャ開始 09/21
リギング開始 09/28
Unity開始 10/02
VRC初実装 10/02
製作完了 10/31
となります。

wipの写真とかポストとか参考にした日付です。一週間でかけられる時間で計算したら、たぶん200時間くらいです。仕事中に服装の案とか制作過程の整理とかステート遷移とか考えていたので、厳密にではありません。

全体を通して心構え

このアバターに限らず、製作している時に心がけていることをちょっとだけ話しておきます。
ちなみにこれは、あくまで個人の考え方であり、万人に当てはまるわけでもなく、これが良いと言っているわけでもないことを前提としておきます。

質より数優先

自作のフルスクラッチモデルに関しては、この子、【稀白】を含めると8体ほど完成まで仕上げました。失敗してVRCに持ってこれずに諦めた分も別に2体います。
数を作っていると、前回できなかったところを解決し、今回で上手くできなかったところは次回で解決しようという流れが生まれます。BlenderとUnityの関係性や要点も頭に入ってくるので、情報が揃った状況で製作に取り掛かれます。

細部にこだわらない

記事中で「下絵と合わなくても良い」とか「なんか適当にやります」とか書いていました。
造っているのは自分の想像を形にするもので、下絵には原作があるわけでもありません。そのキャラクターの魅力となるところ、今回だと広がるスカートや後髪、ボンネットなどはちゃんとこだわって作っていますが、それ以外のところは自由に妥協点を探って良いのです。今回指とか身体とかはけっこう適当です。もちろん明らかな破綻があれば直しますが。
最初から完璧を求めなくても、ラフ絵よりちょっと良いコンセプトアートを描いて、コンセプトよりちょっと良い三面図を描いて、三面図よりちょっと良いモデルを造れば良いんです。良いモデルが作れたら、次回はそれよりちょっと良いモデルを造ります。

効率化はお金で解決

作業に不自由のないゲーミングPCデュアルディスプレイは必要だと思います。クリスタとかペンタブも使いこなせれば作業が捗ります。あとお菓子飲み物とそれが置ける広い机。ハード面環境面はモチベーションにも関わってくるので、効率化を求めたらお金が飛んでいきました。
アバター製作というか創作するなら画面がいくらあっても足りないので、デュアルディスプレイは一番優先度が高いと思ってます。BlenderとかUnityに関して言えば、2画面あっても足りないと思うことすらあります。

2画面は良いぞ。

総括してもう一度言っておきますね。以上は個人の感想です。他の人にこれできるとは思えません。

アバター造りが終わるとどうなる?

記事を書き終えたアバター【稀白】については全て完成しており、11月頭には販売を初めています。

そして11月末から次のアバター製作に取り掛かっています。
こちらは記事にする予定はありませんが、下絵と現状だけ載せておきます。

ラフ絵
三面図正面
現状

そしてもう2か月ほどしたら、完成したアバターはBOOTHに並び、そしてまた新しいアバターの構想を考えていることでしょう。

アバター造りが終わるとどうなる。
知らんのか。アバター造りが始まる。

ほんとのあとがき

というわけで長らく続いた記事も、これにて完結とさせていただきます。

私の記事は大まかに製作の流れを追ったものなので、これからアバターを創ろうとする初心者に向けた内容、問題の解決法などは意図的に書きませんでした。実際に何をするかという細部に関しては、無数にある他の個別記事で学びましょう。
アバターを造り終えて次のクオリティアップを考えている人、他の人の手法がどういったものか気になる人、全体の流れを把握してから次に進みたい人など、主に中級者向けの参考資料として受け取ってもらえれば幸いです。
そしてこれを読み切った中級者の面々は、自分の手法も記事に残したくなったことでしょう。
私も人の製作記録が見たいです。よろしくどうぞ。

これまで読んでくださった方、いいね付けてくださった方、Xでリポストしてくれた方、改めてありがとうございました。

VRChat用のアバター作成の備忘録 完

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