親じゃないからできること
夏休みの終わりに、双子の甥っ子ズがうちに泊まりにきた。
嫁さんのお兄さんの子供で、小学5年生。10歳だ。
僕と出会ったのは小2の頃だったから、ずいぶんおっきくなったなぁとおもう。あのころ見分けのつかなかったふたりが、最近はすっかり別タイプの顔として育ってきている。
夜勤明け。ベッドから重い体を起こしてしばらくするとチャイムが鳴り、彼らはこのアパートへなだれこんできた。来るやいなやリビングに直行し、すぐさまニンテンドースイッチを取り出して座り込む。
「今日はこのために一回