養子ならではのいいことも、たくさんあるんだよ 最終話
こちらの続きです。
ようやく最終話!
書いてたらあれもこれも出てきて、どうせなら書いたれ! って長くなったのです。
養育報告のために、育児日記を続けられる
審判が確定するまでは、毎月あっせん団体へ養育報告の提出を求められる。
これには育児日記を添付する必要があるので、毎日ミルクの量やお昼寝の時間、おむつ替えの回数などを記録し、その日何があったかの簡単な日記を毎日つけている。
これ、提出義務がなかったら早々に投げ出してたわ。
おかげでそろそろ眠いだろうなとか、さっきミルク少なかったからもうおなかすいただろうなとか、毎日のリズムが分かってお世話がやりやすかった。
うちはアプリでつけてて夫とも共有してるから、ヨーヘイのお昼寝が短いときは夫からお気遣いメッセージが届くのもいい。
もう提出しないでいいからやめてもいいんだけど、1歳まで続けようと思っている。老後に読み返す楽しみにしよう。
夫婦で禁酒ができる
委託~審判確定までは夫婦ともに禁酒することがあっせん団体との約束だった。
母乳じゃないからお酒飲めるぜ! とはならない。残念だ。
審判確定までは養親には親権がないので、子どもの体調が急変したときに酔ってて気づかなかった、というのは養親にふさわしくないと判断されて委託が解消される恐れもある。だから念には念を入れて、万全の体制で臨むことになる。
もともと毎日晩酌をするような飲み方じゃなかったから禁断症状が出るほどではなかったけど、金曜の夜は「1週間お疲れさま!」と飲みたい気持ちをノンアルビールにぶつけていた。
ゴミ袋いっぱいのノンアルの缶(キリンのグリーンズフリーがお気に入りだった)に、回収の人は狂気を感じていたかもしれない。
実子だったら、禁酒するのはママだけが多いのではと思う。
2人で禁酒だったから不公平感もなく、お互い励ましながら乗り切った。
禁酒するようになっていいこともあって、すぐに実感したのは翌日の目覚めがいいこと!
アルコールを摂取して、いかに睡眠が阻害されていたかが分かる。
だから審判が確定してお酒が解禁された今、ひゃっほーい♪ と飲んだくれているかというとそうでもなく……。
家ではビール1本で、あとはノンアルチューハイで気分だけ味わっている。
外食ではお酒と合わせてこその楽しみがあるから、好きなだけ飲んでる(とはいっても昔よりは少なくなった)。
1年ぶりの白肝と日本酒はサイコーったい。
記念日がたくさんできる
記念日は誕生日だけじゃない。
委託された日、審判がおりた日、入籍した日(審判確定後に入籍する。結婚みたいよね)、そして生んでくれたお母さんの誕生日も。
家族になっていった一つずつの歩みが記念日になる。
さすがにそのたびにプレゼントは買えないから、大きくなったら集約されるだろうけど。
でもささやかなお祝いをしたいなと思ってる。
以上、養子ならではのいいことでした。
全部で11個! たくさんあるね〜!
なかでも特によかったのは、夫婦で話し合ったことと、研修を受けていることだと感じている。
夫婦2人が当事者で、2人の子どもとして育てていると実感できる。
話し合いとか研修(両親学級など)への参加は実子でもできることなんだけど……。そら義務じゃないとしないよね。養子じゃなかったら、夫もしてなかったと思うわ。
わたしが育休中だから、子どもと接する時間はもちろんわたしが長い。お世話はわたしの方がスムーズだし、細かいところにも気づく。
でも、2人でできていると「感じられる」ということが大切だと思っている。
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