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光芒

茫とした光のなかの一条の光芒たれ

日にけぶる芒のうちの
とりわけ光る穂が言った

光に
紛れるでも惚けるでもない
照らされるのでもない
夜空の流星の如く
火打ち石の火花の如く
自ら燃える者の指す中道を
みた者は失えない


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