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再登場のボー・ピープが超かっこいいTOY STORY4 映画pickup4

すっごいたくさんの映画や本、音楽にふれていて、そのセンスをめちゃ頼りにしている会社の先輩がいる。「この映画、観るかどうか迷うな…」という時はその先輩に相談。「水野さんは好きだと思うな~」とかだいたいアドバイスは当たっていて、そのあと先輩と感想をシェアするのもめっちゃ楽しい。

TOY STORY4が日本で公開されたばっかりの頃、最近観た映画を聞いたら「TOY STORY4だよ!!観てないの?絶対観た方がいいよ!」とオススメしてくれていたのだけど、「うーん……TOY STORYか……しかも続きもの……」となんだか手が伸びなくて、すっかり先延ばしにしていた。

しかし、この2カ月間、レンタル映画を借りまくっていたら、そろそろ新作DVDで借りるものが尽きつつあり(新作映画が公開されないんだから当たり前だよね…本当につらい)、ふとランキングを見るとTOY STORY4が入っていて「そういえば先輩が……」と思い出して借りて観たんだけど。

結論:先輩!!すぐに観なくてほんとーーーーーにすいませんでした!!ってぐらいドストライクの映画でした。

TOY STORY4のストーリー
アンディが大学生になって譲り渡され、ボニーという女の子の部屋にいるおもちゃ・ウッディたち。ウッディは最近、クローゼットで出番を待つことが増えてきた。
初めて幼稚園へ行ったボニーは、ゴミ箱にあったプラスチックフォークやアイスの棒で新しくおもちゃをつくり、フォーキーと名付けて大事にする。でもフォーキーは自分を「ゴミだ」と信じ、なかなかおもちゃであると思えない。
そんななか、ドライブ旅行に出かけたボニーの家族たち。移動遊園地でウッディが出会ったのは、昔、別の子どもの家へと別れていったおもちゃ仲間・ボー・ピープだった………

ボー・ピープは、アンディの妹・モリーのおもちゃで、ランプのそばに立つ陶器製の羊飼いの少女の人形。TOY STORY1では、ウッディの帰りを信じ、優しく見守り……的なキャラクターだったんだけど、3で、そこはかとなくモリーから別の子どものところへ渡ったっぽい……と示されてる。

それが4では、わたしの大大大好きなすっごい魅力的なキャラクターに生まれ変わっている!!あ~~~観てよかったよ~~~(めちゃ泣いた)

鑑賞後、DVDボーナス・トラックにある「帰ってきたボー・ピープ」という制作者インタビューを観たら、インタビューに答えるのが女性スタッフばかり。

ボーが最初に登場したのは1992~93年。アニメの制作現場が男性スタッフばっかりだったその頃は、自分の意見を言えずに黙っていた女性スタッフも多かったそう。
でも今回は、ボーはどんな性格か、服装か、ウッディと再会する10年もの間に何があったのか……いろんな女性たちが意見を出し合ってキャラクターを練り上げていったんだって。

↓の記事に出てくる「チーム・ボー」の人たちだろうな~。

――社会に進出した“現代の女性”を伺わせるようなボーでしたが、どのように生まれたのでしょうか。

マーク:私たち(製作陣)には、みんな娘がいます。なので、娘にとって憧れの存在になるようなボーにしたい気持ちがありました。強く、頭も良く、温もりと無邪気さであふれた存在。たとえば、おもちゃとして持ち主から捨てられてしまった人生を送っていてもすごく生き生きとしている、そういう存在にしたかったんです。

そして、『トイ・ストーリー4』では、ストーリー構成やアート、キャラクター製作など、多方面の分野から集まり、自分たちのことを“チーム・ボー”と呼んでいた女性スタッフたちがいました

彼女たちがいたからこそ、『トイ・ストーリー4』で登場したボーのキャラクターが作られました。なので、ボーは独立心が強く、すごく美しく、勇気があります
(プロデューサー マーク・ニールセン氏のインタビューより)

ほんとに映画全体を通して、女性へのエールが伝わってくる。これをネタバレせずに言うのがとっても難しいので、ぜひみんな観てみて!!!

ちなみに冒頭で紹介した会社の先輩は男性なのに(「なのに」という言い方も変なんだけど、うまい言葉が見つからない)、こういう女性をエンパワーするような映画や本、とっても詳しくてセンスがいいんだよね。何事も性別じゃないんだよなぁって改めて思う。

だから性別をとわず、「なんか元気が出ないなぁ」って人はだまされたと思ってTOY STORY4観てみてね。もふもふで可愛いぬいぐるみなのに毒舌すぎるダッキー&バニーにもクスッとするし、内なる声に従おうとするバズライトイヤーとウッディの友情にもウルッとします。

境遇がガラッと変わっても、道を切り開いてパワフルに生きることは出来るんだな~と勇気をもらったのでした。あーわたしもボー・ピープみたいに生きていきたいな~~~。

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