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エラくならずにエロくなった。


タイトルは私のことですが、エロスはタナトスの反対。
生と死でいう生のほう。その意味で私はたいへんにエロいです。



BTS全盛のこのごろ。ならばもちろん↑
BIGBANGもよろしくね。
BTSメンバーがマジでひれ伏す国際的KPOPアイドルの先駆者であり敬愛する大先輩方です。


BIGBANGメンバーは歌・ダンスはもとより曲作りや作詞も自ら手掛け、多国語を操り、しかも韓国のエンターテイメント界という恐ろしい国に住んだ。
韓国の、ある種の厳しさ…。酷いウワサで有名人を自殺に追いやったり、男性は若くして従軍しなければならなかったりということに耐えて、その上エンターテイメント界のトップで生き残るなど、正気じゃできない。


それを、BIGBANGのメンバーのD-LITEことテソンは、「笑って」やってのけた。
いつもがんばり、いつも笑う。それがまるでブレない。笑わせて笑われては嬉しがり、何万もの観客はそれを観て狂喜する。日本ツアーは全て日本語で。独特なセンスだがお笑いてんこ盛り。水野さんだの亀田さんだの、名だたる高名な日本のミュージシャンもテソンと仕事をしたがったそうで、このLIVEはその集大成みたいなもの。京セラドーム、大阪の客がガンガン笑う。そして、最後には…。
ザッツエンターテイメント。



BIGBANGメンバーの裏話。
テソンはいわゆるイジられ役で、メンバー間でも笑われ役を喜んで買って出る。しかし述べたように、笑ってられない状況はある。スキャンダルだってある(儒教国ではスキャンダルのキツさは周知のこと。しくじれば全国民が「お前死ね」と敵視してくるようなね)。
そんな時でも、軍隊が待ってても、「あ、テソンが笑ってる。なら俺たち、まだ大丈夫だ」と思ったそうだ。奴が笑ってるなら俺たちはまだやれる、と。


彼はすぐ、無条件で愛する。男性も女性も。客もスタッフもメンバーもダンサーもアーティストも。みんな誰でも、会った途端にテソンを愛さずにはいられなくなるそうだ。たとえ孤独な魂の持ち主さえ瞬間でその氷を溶かされ花をもらうような。
ちなみにBIGBANGきってのブサイクだが、彼のファンや彼を愛するスタッフ、アーティスト達は言う。
「テソンは天使なんだ」と。


歌声はとても強く、胸に痛いほどじかに響く。嬉しくも切なくも。
「みなさん愛してまーすタイすきてーす‼️」とげんきに言われると、「うん私たちもたいすきてすよー‼️」と答えるほかない。ファンとは愛の反射神経の表れ。



歌声は。
日本のアーティストはよく知らないが、韓国人の彼に教えられた。
「歌うたいのバラッド」などを。
Liveで何が素晴らしいかって、最後に歌われるその「歌うたいのバラッド」のサビを、テソンが観客にゆだねるところかもしれない。
何万の女の子、男の子たちの澄んだ歌声は、それこそ天使の美しい合唱に聞こえる。そこへ導くものがあれば、ひとは誰だってうれしい天使になれるのだ。


「ベロ出しチョンマ」って話を知ってる?
笑わせることのけなげさ。笑えることのすこやかさ。
心を病み切ったひとりぼっちの私をすくいあげてくれたのは偶然見たお笑いで、恋する旦那さんはいたずら好きで誰より私を笑わせてくれる。
そこに音楽と踊りがあれば無敵。ダーリン、帰ったらバンドやるからね?いいね?やりたがってたドラムやっていいよ。私ベースとピアノ再開する。


「よければ観においで。もし日々がつまらなくて、つらいなら、会いにおいで。聴きにきて。
必ず笑顔に、げんきにしてあげるよ❗️約束する‼️」


どの宗教だってそんな約束はしてくれないし、しかも縛るし泥棒みたいに盗む。ごめんだよね。
でも、テソンたちは笑って、歌って踊って、みんなもそうせずにはいられず、ほっぺたを赤くして帰る。楽しかったあー❣️しあわせー❣️生きててよかったあ❣️また行きたいな。


また生きたいな。

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