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満足のための日記

日記を書きたい気分になった。だから書く。

ぼくは、日記に関してはほんとうの三日坊主になってしまう。三日目の日記を書くと「やった、明日で三日坊主は脱却ダ!」と思い、油断して書くのをやめる。わけがわからない。三日坊主の模範生だ。

文章を書くこと自体はまあまあ好き。何か思いついたらスマホのメモ帳に打ち込むし、あれこれと考え事をした後はパソコンのWordを開いて一気に3000字ほど書く。そういうメモする作業がほぼ毎日続く時期もある(そうでない時期もある)のに、日記は続かないからヘンテコだ。多分、ある短い時間の自分の思考をまとめるのは好きだけど、その日あった出来事について未来の自分に伝わるように説明し、しかも一日という長い時間をまとめなければならないのが、すごく面倒に感じるのだろう。そもそも、日記ってそういう書き方が一般的なのだろうか。



とにかく、日記を書く。

今日は夜の2時くらいに寝た。寝る前、目の奥がきゅーっと突っ張ってひどく痛かったから、使い捨てのホットアイマスクをして布団に入った。いつもパソコンやスマホ、本、絵とにらめっこしているから、目が痛くなるのは当たり前。この生活自体は変えようがないと思っているから、使い捨てではない上等なホットアイマスクを買って、もっと頻繁に目をほぐせるようにできたらいいなと思い続けている。3年くらい。


ホットアイマスクでいい気持ちになってから寝たのに、ひどい夢を見て6時くらいに起きた。知人と一緒に何かをする夢だったのだけど、夢のなかの知人が極悪人で、これがもう、ほんとうにひどかった。単純に、悪夢を見てしんどい気持ちにもなったし、いつもはやさしい知人を夢のなかで極悪人にしてしまったことと、夢のなかでぼくが勝手に生み出したひどい知人に対して勝手に怯えたことの2つの意味で更に苦しくなった。夢ごときで、と思うかもしれないけど、目が覚めてすぐのぼくは非常に動揺していた。

こころを落ち着けたくて部屋のなかをうろうろする。起きてすぐにすっくと立ちあがり歩き回って立ち眩みを起こすぼくは大馬鹿です、そうですとも。大馬鹿なりに考えて、ぼくは大学卒業に必要な単位の数の計算を始めた。なぜそんなことをしたのか全くわからないけど、なんとなく、計算をしたら落ち着く気がしたのだ。以前、きちんと心穏やかなときに同じ計算をしていたから、そのときの数と合うように足し算や引き算をしてみる。2回くらい数が合わなかった。

3回目の計算でようやく頭が冴えてきた。冴えたところでそのときの自分の様子を俯瞰すると、非常にカオスでかわいそうだったから、チョコレートのお菓子をむしゃむしゃと食べた。今考えると、この流れで、しかも起き抜けに甘いものを食べることも十分に不思議な行動だったけど、甘いもののおかげでやっと落ち着きを取り戻すことができたから、よしとする。

まだ寝足りないけど、すぐに寝付けそうにもなかったから読書を始めた。枕元に置いていた読み止しの本を開き、ささーっと読み進めていたらあっさり終わってしまい、ぼんやり。近日中に読まなければならない本があと1冊残っているけど、流石に疲れてしまったので本格的にぼんやりを始める、午前8時。いつの間にか寝た。


次に目が覚めたのは午前11時。先ほどの怖い夢に出てきた知人がまた夢の中にいた。どうして。存在感はあまりなかったけど、たしかにいた。今回は悪い人ではなかったからほっとする。前回と今回の話の流れはほぼ一致していて、妙な気分で朝(昼)を迎えた。



おわり。

寝て起きたところまでしか書いていない日記なんてあまりないだろうな。でもぼくが満足してしまったから、おわり。また気が向いたときに。



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