【読書.3】スマホ人生戦略

善良な市民の皆さん、こんにちは。そろそろ緊急事態宣言が解除されますね。

今日は、都知事選出馬への意欲をみせて世間を賑わせている堀江貴文さんの著書「スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル」を読んで思ったことを書く。
私は堀江さんに対しては少なからず好意を抱いているので(Twitterはフォローしていない)、この本は、まさに日本のインターネットの最先端を走り続けた堀江さんならではの視点で語られていて読んでいて面白く、買ってよかったと思っている。

先日読んだ「デジタル・ミニマリスト」が非常に面白かったので(内容をかなりざっくり表すと「今はみんなスマホ使い過ぎ、心身ともに不調になる、必要なことにだけ使おう、ちゃんと顔を見て会話をしよう、誰とも繋がらない時間を大切にしよう」)、逆にスマホのイメージにぴったりな堀江さんの考えも知りたくなった。

「スマホ人生戦略」というタイトルがついているくらいなのでかなり壮大な内容ですが、今回は”スマホとの向き合い方”という極めて狭い範囲に絞って話す。

1.スマホ利用のメンタルへの悪影響について一喝。
「使い方の問題だろ」

正論 of 正論 ！！！
これにはぐうの音も出ない。
著書の中ではTwitterに関して、フォローする相手はきちんと選べと書いてあった。
基本的に正しい情報を得るための手段として使いましょうと。
SNSを他人の争いやら愚痴をみるために使うか、情報収集のために使うか。
(「デジタル・ミニマリスト」にも結局のところ同じことが書いてあった。文章の長さは段違いだが)

2.顔を見て話せばわかり合える問題について
「嘘つきは会って喋っても嘘つく。会えば全部わかるほど人間は単純じゃない。」

一理あるー！！！！
ただ、これに関してはその人の能力次第な気がする。
例えば、メンタリストDaigoさんのような知識豊富な方だと会って直接相手の視線の動き、所作、もろもろスマホだけではわからない部分でより多くの情報を得て”正しく処理”出来たら会ったほうがわかることは多いと思う。

ただ、業務連絡など電話(むしろメール！！)で済むようなものをわざわざ報告しに来いとか言う上司いますよね？？？一度、社に戻れ的な！！！！
それは本当にご勘弁ですわ！！！

あと、生のコミュニケーションに関して堀江さん飲み会？みたいなお友達と集まってお酒を飲むのが好きな方だったはずなので、ちゃんと会いたい人とは会って楽しくコミュニケーションをとっているはず。

3.誰とも繋がらない時間を大切にしよう(スマホを置いて外に出よう)
「暇つぶしは不要、スマホを持って外へ出ろ」
ざっくりいうと、外で得た経験を自分の頭で考えて、スマホを使って即座にアウトプットしていこうという話。

これに関しては、私は概ね同意するけど少しだけ同意しかねる。
私は最近、意識的に何も持たずにふらふらと外に出る時間を作るようにしている。
とても有意義な時間だと感じている。
最大のメリットはなんといっても「気が散らない」こと。
私は野鳥を観察するのが好きでよく観に行くのだが、スマホを持っているとどうしてもカメラに収めたくなる。すると野鳥だけに集中出来なくなる。それに気ままに散歩をしているときにLINEの通知に気づいてしまうとどうしても立ち止まって返信をしてしまい、散歩が一時的に中断される。30~60分くらいはたった一人の時間があったほうがリフレッシュ出来る。

ただ、それ以外の時間ではスマホは持ち歩いたほうがいいと思っている。
「デジタル・ミニマリスト」ではスマホを解約してガラケーを使い始める人が増えてきたという記述があったけれど、私にはそういうことは出来ない。
なんと私はお風呂にまでスマホを持っていく。
私の場合、ネタ、アイディアは入浴中が一番ひらめくから、髪を洗っている最中だろうが、ひらめいた瞬間に片っ端からスマホのアプリにメモとして全て記録している。
一応、水に濡れても使えるメモ帳やペンなどの文具の存在は知っているけど、どう考えてもスマホのほうが便利だからスマホに頼っている。
それに私は記憶力がよくないから思いついたことはすぐに記録しておかないとあっという間に忘れてしまう。

堀江さんの言う暇つぶしとしてのスマホ利用は、課金ゲームやだらだらと目的もなくSNSを見続ける行為ですね。これには同意です。
課金ゲームに関しては本当に好きでプレイする場合や、いわゆるランカー(ゲーム内で上位に入るプレイヤー)や、ランカーを目指しているのであればそれをアウトプットするのがいいかもしれない。

結局、「デジタル・ミニマリスト」も「スマホ人生戦略」も核の部分は全く同じことを言ってた。

“適切な利用”

これに尽きる。
私が前回の投稿で書いたのと同じように堀江さんも、人間は時間に関しては平等だから無駄遣いするなって言ってた。
ただ、堀江さんはプラスアルファで「スマホを上手く使えば効率化が出来るから時間を人生に外付けできる」とも言ってた。

どう使えばわからなかったらとりあえず成功してる人の真似をするのがてっとりばやいかもしれない。

堀江さんについてはもっと語りたいからまた書く。

読んでいただきありがとうございました。