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【詩のようなもの】 タフ 【過去詩】

【タフ】

甘すぎる 優しすぎる
自分にだけ溶けるような
淡くてタフなイメージを
膨らませるよ

先ずは小道の枝に止まり
囀り歩く小鳥たち

オランダの美術館で鑑賞
フランスの広場で散歩

幼少期遊んだ桜並木
隠れた駄菓子屋

イギリスの橋で抱擁
イタリアの飯屋で食事

最後は自分の部屋で
好きな映画を酒と共に

思いつくままに
ごちゃ混ぜの理想のイメージ
誰に理解されなくても
明らかに不可能でも
ただイメージする

タフな暮らしが出来るほど
器用な自分じゃないから
イメージだけは今日も
膨らませていくよ


最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
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水宮 青