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ことばが劈かれるとき:大学時代の演劇経験を踏まえて、今年の注力資質を「自我」にした話。


またしてもみずみさんです。先ほど投稿した、大学時代における演劇経験のエピソードを踏まえて今年の注力資質のことに言及していきます。

2024年の注力資質は「自我」

まず先に注力資質を明確にしておきます。先ほどの演劇経験のエピソードでも扱っていた「自我」が、今年の注力資質です。そこには、二つの理由があります。

理由①:三年計画の締めとして表現力を高めたい

2年間の資質研鑽について

今年は表現力を高めたいです。

ストレングスファインダーに向き合って、3年目に突入します。1年目と2年目は、主に内面にアプローチをして、じっくりと資質を磨き自分の土台を築き上げていました。それこそが、回復志向のマネジメントと、分析思考の研鑽です。

土台と表現

こうして自分のなりの土台ができてきました。まだまだ及第点とは言えませんが、及第点を求めたらキリがありません。なので、3年目に突入する、いまにおける段階での自分の土台で、どこまで通用する表現ができるのかを試してみたくなったのです。もっと言ってしまえば、2年間で築き上げた自分の内面を外に向かって表現する力を求めているのです。

エネルギー源としての自我

そうしたときに自分における資質のトップ10を見たら、やはり自我ではないかと思った次第です。自我は、人の視線を浴びるほどエネルギーが湧く資質です。コミュニケーションのようなトーク力はないですが、対面での表現力は、他の資質の力も借りて磨けると思ったからです。

理由②:大学時代にやり遂げられなかった演劇にもう一度向き合いたい

もう一つの理由は、やり遂げることなくあきらめてしまった演劇に、もう一度向き合いたかったからです。

初舞台公演のその後

初舞台で、奇跡の演技を見せた僕は、まだ演劇を続けました。すでに大学4年生ではあったのですが、就職までにまだ期間があったからです。そしてやっぱり演技力は上達しませんでした。しかし次の公演でも舞台の上だと、奇跡的な演技をしてしまったのです。やはり自我資質に助けられたのだと思います。

未練を残して演劇を止める

ついに大学を卒業して働かなければならなくなりました。なかには「みずみ君は演劇をつづけたほうがいいかも」と、言ってくれた人もいました。しかし、これからの人生を考えたら、なによりも生活を最優先しなければなりません。特に役者希望でもなかった僕は、ここでいったん演劇を止めます。未練は残ったのですが、いつか落ち着いたら再開しようと誓ったのです。

演劇再開の目途は立たずに時間だけが経過

とはいえ、そう簡単に再開することはできませんでした。劇団の有志で募ったワークショップにも通ったこともあるのですが、長くは続きませんでした。そうこうしているうちに、訃報が届きます。

先生との別れ

演劇を止めてから十年ちょっと経った頃です。先生の訃報を知ります。知っていた時にはまだ病床にいたのですが、仕事が忙しく、すぐにお見舞いに行けませんでした。三日後にはお見舞いに行けると思って焦りながらもその日が来るのを待っていました。しかし、残念ながらその前日に先生は息を引き取ってしまいました。

最後に、先生にお会いできなかったのも残念ですが、なによりも演劇が再開できず、こんな自分の状態まま先生とお別れをしてしまうことが悔しくてなりませんでした。「いつだって舞台の上の時のようにならなきゃダメ!」僕はそんな姿を先生に見せることができませんでした。そして僕は、そんな状態には、現在でもなってはいません。

マインドフルネスとの共通性

昨年の2023年からマインドフルネスに取り組みまして、瞑想を始めました。マインドフルネス自体も取り組んでいくととても興味深い内容でした。それと同時に、感じたことがあったのです。それは演劇との共通性です。

演劇もマインドフルネスも体に向き合います。そこでは、演劇にも近い練習もありました。マインドフルネスのボディスキャンをするときは、演劇でおこなった練習とほぼ一緒だと思いました。

募る思い

マインドフルネスを始めてから、演劇で学んだことが非常に役に立ちました。そういうなかで、当時は上手くいかなかった演劇の技術も、いまならもうちょっと上手くできるんじゃないかとも思えるようになったのです。それと同時に演劇のことも思い出し、募る思いも強まりました。

演劇の再開を決意

そうして僕は、ついに演劇の再開を決意します。とはいえ、やはり演劇にどっぷり浸かれるような環境ではありません。だからこそ僕は、カラダとコエに注力していくことに決めました。要は、先生に指摘をいただいた「いつだって舞台の上のときのようにやれる」状態になることを目指したのです。日常生活でも、舞台の上のときのように振舞えるようになりたいです。

奇跡をおこす自我

そうすると、注力すべきはやっぱり自我資質になるのです。舞台の上で奇跡をおこした資質ですから。とはいえ、この考えが合っているかも分かりません。それでもいまは、思い付きを大事にして自我に注力していきたいです。間違っていたら軌道修正すればいいですしね。

演劇の練習を再開して

今年に入って某ワークショップに参加しました。やっぱり思っているほどうまくはいきません。それでも当時に比べれば実力がついていることも微小ながらも実感できました。下手の横好きになってしまいますが、今年の注力目標としてまた奇跡を起こしてやろうと思います。

先生、僕はカッコイイ男になれますかね?


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