瑞木 夕(みずき ゆう)

pixivで腐向け二次創作小説を書いています。 素敵な画像はフォトギャラリーよりお借りしています。

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最近の記事

支部って何? 本部があるの?

 二次創作を嗜んでいる方ならすぐに分かるであろう、タイトルの意味。あなたは分かっただろうか。  これは隠語である。  隠語とは「特定の仲間の間だけで通じるように、仕立てた語」。  つまりこれが分かったという、あなた。  あなたは紛れもなく、お仲間である。  初めて腐に落ち、二次創作の沼にハマった2年前。当初、私はこの意味が分からなかった。  この単語を初めて見たのは、ある絵描きさんのX(当時はツイッター)のプロフィールである。『イラストは支部にあります』というようなことが書

    • 腐向け二次創作の原動力、「二人をくっつけたい」

       さて、2日前にnoteの存在を知ってアカウントを作り、すぐにエッセイもどきを投稿して既に5本目なのであるが、ちょっと気づいたことがある。  自分の投稿した記事の下に、他の方が投稿された記事が「おすすめ」という形で並んでいるのだが、『ライティング講座に行ってきた』というようなものが散見されるのだ。  へえ、そんなものがあるのか。とちょっと興味を引かれ、どんな内容なのか見てみたが「素材集め」「読者のニーズ」「ペルソナ」等々、見ているだけで「うへぇ、大変そうだな」という印象だっ

      • 腐向け二次創作における、喘ぎ声のこだわり

         人の数だけ、喘ぎ声がある。  リアルの話ではない。二次創作の話である。  腐った小説を書く方なら、一度は迷ったことがあるのではないだろうか。  『…』にしょうか『〜』にしようか、小さい『ッ』はどこに何個入れようかと。  私は迷った。なんなら、今でも毎回迷っている。喘ぎ声というのは正解がなく、そしてかなり個性が出るのだ。作者の好み、という方が正しいかもしれない。  こんなことを堂々と言うのもどうかと思うが、私は割とリアル寄りの喘ぎ声が好きだ。歯を食いしばって耐えて、耐えて

        • 家族がいようと止められぬ二次創作、そして推しへの愛

           おそらく、私のピクシブのページを見て最初に思われるのは、「この人、作品数多いな」だと思う。  二次創作の小説を書き始めて2年半。登録数は100件を超え、今は120件に近づいている。もちろんシリーズものもあるし、10万字ぐらいの話を三分割してたりもするので登録数イコール作品数ではない。だが、かなりの数ではある。自分でも狂ったように書き続けていると思う。    こうなってくると、「瑞木さんって書くの早いですよね」と言われることも増えてくる。だが、私は書くのが早いのではない。多分

          腐向け二次創作小説における、ローションと洗浄

           四十を過ぎて初めて腐に落ち、二次創作小説を書き始めたわけだが、BLを読み始めて初めて知ったことがある。それは男同士のセックスでは、「ローション」と「行為前の洗浄」が不可欠であるということだ。  考えてみれば当然である。だが私は今までの人生で、考えたことがなかった。幾つになっても新しい知見というものは胸が躍る。この世の中にはまだ知らないことだらけだ。ワクワクする。  それはいいとしてローションと洗浄だ。なるほどな、と感心した後、私は自分が書く小説にも取り入れたくなった。

          腐向け二次創作小説における、ローションと洗浄

          アラフォーで初めて腐に落ち、二次創作を始めた話

           遡ること二年前。私は人生で初めて腐に落ち、そして二次創作をはじめた。もう成人はとうに過ぎ、何なら二周回り、子供もそこそこ大きくなったこの歳からである。かなりの遅咲きだ。そもそものきっかけはあの漫画、鬼滅の刃だった。  社会現象にまでなったこの漫画、我が家でもブームになった。アニメを全て見終えた子供は「コミックスが欲しい」と当然要求する。私も続きが気になり、コミックスを買い揃えた。思えば、ジャンプ漫画を買ったのは、中学生の時以来。「昔は三百六十円ぐらいだった気がするな」と妙

          アラフォーで初めて腐に落ち、二次創作を始めた話