東京タワーを階段でのぼるススメ
閉塞感打破!気分転換!そして、運動不足解消!最高に違いないので、東京タワーの外階段ウォークに行ってきた。
通常、エレベーターで上がる展望台までの道のりを、階段でのぼる。計600段。
スタートゲートでチケットを渡すと「昇り階段認定証」をもらえる。まだ一段も昇ってないけど、もらえる。なぜなら、途中リタイアができないから。ここをくぐるは、完走と同意。緊張が走る。
少し進むと、東京タワー建設中の写真が飾られていた。ものすごい高所であぐらをかいている。命綱は見えない。こわすぎないか?そんな高いところを今、自分も階段で昇っていると思うと足がすくむ。
全600段と聞くとめちゃくちゃしんどそうだけど、屋外の気持ちよさもあって、足取りは軽い。あっという間に111段に到達した。どれくらい進んだのかがわかるのは、とてもいい。6分の1。
少し春めいてきたし、屋外で体を動かしたいな。そう思っているところで、この東京タワー外階段ウォークを見つけた。のぼりとくだりは別の階段で、人とすれ違うことがないのもいい。「他の人と2メートル離れていれば、マスクを外していてもいい」と掲示されていた。はだかの顔に、風が心地いい。
208段。
周囲はインターナショナルオレンジ色の柱と金網に囲まれているので、怖さはない。でも、外の景色に夢中になって躓いたときには、少し震えた。
電波塔らしさを発見。
307段。
半分が経過したことになるが、ゆっくりだからかまったく疲れていない。この日は平日でとても空いていたから、本当に自分のペースで進めた。
長い階段といえば、香川県の金刀比羅宮。中学生のときに研修旅行で行って785段を登った。息を切らしながら、おばあちゃんに健康祈願のお守りを買った。こんぴらさんの石段は自分の位置が何段目かわからないから、つらかった。
403段。
江ノ島の階段もすごい。かなりしんどいから、いつもエスカーを使っている。エスカーとは、江ノ島を走るエスカレーターのこと。有料チートで頂上までたどり着けるけど、くだりはないから気をつけないといけない。
515段。
マフラーが要らないくらいには、体がポカポカしている。でも、息切れはしていないし、足もそこまで疲れていない。今何段目かわかるのと、途中途中に現れる「東京タワークイズ」のおかげかもしれない。ちなみに、クイズは東京タワーの塗装についてに偏っていた。さっきしれっと書いた「インターナショナルオレンジ」は、クイズで学んだ豆知識です。
600段。
ゴール地点では記念写真が撮れて、そのまま展望台に行ける。ひとしきり景色を楽しんだあと、「意外とよゆう」と言い続けた私の足は、くだりエレベーターに吸い込まれていった。
ちゃんとのぼり切ったので、自信を持って認定証を胸にしまった。みなさんもぜひ、チャレンジしてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?