事例コンテンツの捉え方と切り口の違い~カスタマーマーケティングMeetupイベントレポート#8~
今日は、2019年のBigbeatLIVEにもご登壇いただきました長橋さんが主催されているカスタマーマーケティングMeetupに行ってきました。
テーマは「事例は誰のもの?みんな大好き事例特集!」
*BigbeatLIVEに関してはこちら
ということで、事例を作るにあたっての制作体制の話ややり方、関わる部署との役割分担、事例の切り口について色々と講演をしていただき、皆さんの知見をシェアしました。
ツイートまとめ
元々、カスタマーマーケティングという言葉が注目を浴びだしている背景には、サブスクモデル、リテンションモデルにビジネスがシフトし始めている中で、新規顧客に対してアプローチし続けているだけではビジネスが伸びず、購入し始めたお客様に継続してもらう、サイコーな使い方をして成功しているお客様にもっとブランドへの愛着を持ってもらう、などなど購入後の顧客に対しての関係構築・向上を図ることがビジネス上のスケールにつながるという、そういった戦略になってきている事が要因だと思います。
また、全社で顧客とコミュニケーションし続けるために役割分担が進み、マーケティング→インサイドセールス→フィールドセールス→カスタマーサクセスというような体制を構築して臨む企業も増えてきているように思います。
それにおいて、それぞれの立場から「事例コンテンツは誰のためのコンテンツか?」という声が出てくるのはまさしくで、
・カスタマーサクセス=既存ユーザーへの向けて
・マーケティング=潜在ユーザーへの向けて
ということは容易に想像ができます。講演の中でも、SmartHRさんとSansanさんではそれぞれの立場からお話をされていました。
結論としては、事例自体は新規顧客獲得にも活用促進にも聞く重要コンテンツだと思います。そして、事例という一言でいっても、導入事例として切り口を作るのか、成功事例なのか、はたまた使い方事例なのか、ケーススタディなのか、その切り口によって届けるべき相手の状態が変わってきているのがわかります。
例えば(あくまで例です。)
導入事例
・マーケティング寄り:導入時の準備ポイントや社内調整の必要性など
・カスタマーサクセス寄り:導入後に陥った停滞など
使い方事例
・マーケティング寄り:課題に対しての使い方
・カスタマーサクセス寄り:実際の使い方と発展的な使い方
別の使い方に広げるときや使い方がわからない時のTipsに
成功事例
・マーケティング寄り:企業規模や業種状態、課題と解決による自社事業の発展性について
・カスタマーサクセス寄り:お薦めできるポイントや今後の発展についての期待
ケーススタディ
・マーケティング寄り:自社の課題想起のための材料として
*ここはどちらかというと、マーケティング寄り
というような切り口もありだなぁと思います。
そして、その情報をどう編集するのか、というのは、事例のみならずコンテンツを作成するときに必要になる能力だと改めて感じました。
そして、さらにSmartHRのふじじゅんさんのコメントでもありましたが、その情報を引き出し、編集して、届けるかという点においてはまさしく、
言語化→インタビュー力
届ける仕組み→発信力・マーケティング力
客体化→コピーライティング力
態度変容→マーケティング力
が必要ですね!
事例をつくるということもシンプルに書いていますが、これだけの切り口で考えて整理してみたり、どう形にして届けるかを考えると奥が深いですね。実際に自分自身がなんとなく、当たり前になっているところが言語化されて可視化されたので非常に良かったです。
参加者の方々もマーケティングの方もカスタマーサクセスの方も割といい割合でいらっしゃったのでこの領域についてはかなり興味関心は高い印象でした。
というようにまとめていたら、イベントでのレポートってかんじにならなかったかもです。。。
さて、このMeetUp年内はあと1回で終わりとのこと。
ということで、12月12日(木)会場はYappliさんです!
是非興味ある方がSave the Date!
この記事を読んでくださった皆さん!どうもありがとうございます。このブログはみなさんにシェアしたい内容を書きなぐる感じになると思います。 公開メモみたいなものですので、スキボタンを押していただいたり、SNSでシェアしていただければ嬉しいです。コメントもお待ちしてます。