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「デザイン経営宣言のその後」が気になったので行ってきた〜イベントレポート#9

みなさん、こんにちは。

2018年の経産省の「デザイン経営」宣言にもあったように、ここ数年でデザイン経営やデザイン思考についての話がところどころで耳にします。

<経済産業省の「デザイン経営」宣言の資料はこちら>

数回イベントにも参加させていただき、自分の中でこう理解しました。

表層の課題への解決策を作るのではなく、「深層にある課題への解決策を作るためのプロセス」である。

そうなってくると、考えることがさらに多く出てくるようになりました。

・これって課題を見つけんの難しいよな!?
・その課題がマッチする人っているんか?
・どれくらいの量の人がマッチする?
・解決策ってどんなんがいいんだろう?
・形は?色は?
・これ検証方法としてはどうするの?
・会社的に見たら、これってどう評価するの?

という具合です。もちろん、その人の状態によって、実行する側とかマネジメントする側によっての課題は多くあるんだろうと思うのですが、それでも少なからずこんなことを考えている人たちもいらっしゃるのではないかと思うのです。

前置きが長くなりました。

そこで2016年よりデザインの重要性を説いていたbtraxさんのデザインをテーマにしたビジネスカンファレンス DESIGN for Innovation 2019に参加してきました。


内容については、#dfi2019で発信されていますので、おっていただくのも良いかと思います。

全体的な印象として、来場者層もこんな感じの人で総勢150人くらいかと。

・大手企業のマネジメント
・スタートアップで実際に現場でやっている人
・Innovation Lab的な組織に所属している人

登壇者としては、全体的にマネジメントをどうするのか、とかこれからやるに当たってどうやって経営者と会話するのか、その時の人のマインドセットが語られていました。

例えば、

デザインを企業の中に取り入れる時に、

People = そもそもの人の意識を変える
Culture = 企業の文化を変えて、根付かせる
Business = 新しいビジネスを生み出す

の順番でやっていかなければうまくいかないということが多い、とのこと。

ビジネスから特にやろうとするが、着想する人が変わっていないと何もうまくいかないし、それを評価する人も受け入れ態勢が取れていないケースがあると結局頓挫する。

Creative Leadershipという視点でいうと、5つのポイントがあると。

①「Yes、&」
意味:いいね!さらに、こうしたら良さそうじゃない?という思考を持とう。
②Less is More
意味:引き算をしよう。盛りだくさんにしてもうまくいかない。
③Let them Fail(Small)
意味:小さな失敗を多くできる様にする、成功よりもチャレンジした数を評価する
④Be patient
意味:辛抱強くあれ。すぐには結果も出ない。
⑤Be Playful
意味:遊び心を大切にしよう!

どれも「なるほど、そうだよな!」と感じていました。

また、デザイン経営を率先して行うにあたっては、大企業だとアセットも人材も多くいるため、隠れイノベーター的な人もいるだろうし、やりやすい環境は多くあるはず!ということでした。一方で動きが遅くなることもあれば、短期的な視点になってしまいやすいとかそういったデメリットもある様です。

そのため、別の組織として作り上げたり(会社を作ってしまうケースや部署単位として変えてしまうケース、いろいろですが)して評価軸なども変えて運用していました。

何より、やはりここでも出てきたのは「個」と「会社」の関係は出てきました。
うまいこと、会社を利用しよう!ということだったり、自らの方向性と会社の方向性を合わせて行くことをきちんとやっておこう!とか、
ボトムアップでできることは絶対にある!Try&Errorを繰り返すことで実証実験の結果をトップに持っていけば、実際にトップダウンとして動かすことができる!というお話もいただきました。

意外と、「上が動かないので〜」といいがちで他責にしがちなところですが、そこをグッとこらえて自己責任の上でチャレンジしていきたいと思えた瞬間でした。

全体的にデザインという領域についての話というよりはマネジメントの話にピンが立っていたのでそこについての学びでした。デザイン経営宣言のその後という観点では実際に進めて行く中でマネジメントをどうするか、や評価軸、そう言った話をする人たちの実践編だったかなと思います。

自分自身のCreative Leadership思考は抜けてしまうことも多くあるかもなぁと自戒の念も込めてこれから1日一回は「Yes &」をやっていきたいと思います。(まずはここから)



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