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ため息の色(詩)

ため息をつく
ひと仕事終えたとき
ラーメンの汁を飲み終えたとき
彼女への告白が受け入れられたとき
嫌いな過去を忘れて再出発したいとき
会社の人間関係に疲れたとき
心に溜まった何かを吐き出したいとき
ため息ばかりついて嫌になったとき

ため息には明るいため息と暗いため息がある
爽やかな青だったり、満足げな赤だったり、緊張から解放された緑だったり、これからの未来を書くための純白だったり
すべてを投げ出したくなる焦げ茶色だったり、不純物だらけの灰色だったり、絶望的な黒だったり

たぶん僕はこれからもため息をつくだろう
どうせなら明るいため息をつきたい

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