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エラリー・クイーン『Xの悲劇』読了。

再読。

犯人もトリックも完全に忘れていたので、純粋に推理小説を楽しめた。

国名シリーズとはまったく違う重苦しい雰囲気は、老俳優ドルリー・レーンという探偵役に負うところが大きい。しかし、論理的な解決方法はさすがはエラリー・クイーンだ。

日本の本格推理小説の元ともなっているエラリー・クイーン、アガサ・クリスティ、ディクスン・カーは、ミステリーファン必読の書と言っていいだろう。

登場人物の名前を覚えにくいと評判も、読み慣れれば問題もなくなるし、登場人物紹介もついているのだから、日本のミステリーよりも親切と言えよう。

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